わろてんか 12/16(土) 月の井団真(つきのい だんしん)の『崇徳院(すとくいん)』に、満員の客が沸き返った

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

ダイジェスト

風鳥亭では、出囃子が始まり団真が高座に現れた。
お客は10人くらい入っており、まばらな拍手が起こる。

団真が話し始めようとしたとき、店先で『団吾や!』『赤い人力車や!』という騒ぎ声がする。団吾が寄席に乗り付けたのだ。団吾は大勢のお客を席に引き入れ、あっという間に満員にしてしまった。お客の中には、お夕も混じっている。

団吾は、滑稽な踊りでお客を盛り上げたあと「ここにおります、わしの兄弟子の団真が、師匠の十八番『崇徳院』をやらしていただきます」と紹介し、あるおまじないを団真にしてから楽屋に去った。

団真は『崇徳院』を話し始めた。
さすが月の井団吾の兄弟子。満員のお客は話に聞き入り、どっと笑っている。団吾は、楽屋で客の歓声を聞きながら微笑んでいた。

話が終わっても、お客の拍手はなかなか鳴りやまなかった。

楽屋で羽織をたたむ団真のところに、お夕がやってきた。
「お疲れ様でした」「おおきに」と言葉を交わし、お夕は団真の羽織を受け取る。

てんと藤吉が店じまいをしていると、団吾が逃げ込んで来た。また借金取りだ。
団吾は『風鳥亭に出たる。この店ならオモロイことできそうや。その代わり1万円払ろたって、いますぐ欲しいねん』とニコニコした。

スポンサーリンク

月の井団真(つきのい だんしん)の『崇徳院(すとくいん)』に、満員の客が沸き返った

『われても末にあわんとぞ思う』は、団真と団吾のことやったんですね!

乱入する団吾さんにハラハラ

団真さんが話を始めているのに、派手に寄席に乱入した団吾さん。お客さんを引き入れて、高座でおかしな踊りをして盛り上げます。

団真さんは冷めた目でちらっとその様子を身ながら、所在なさげ。
もともと表情豊かな人ではないし、内心どう思ってるのか良くわかりません。

団吾さんは派手なパフォーマンスでお客を盛り上げ、自分が話すのかと思わせながら、団真さんのことを『兄弟子が師匠の十八番、崇徳院をやります』とお客に紹介。

あー良かった、団吾さんが前座に徹してくれて良かった。
ハラハラしましたよ。

しかし寄席のオーナー夫妻は、人ごとみたいに見ていただけ(-_-)。

何かアクシデントがあれば、その場を収めるのが寄席のオーナーのはずなのにね。特にてんは団吾が乱入してきたとたん、嬉しそうに目と口を見開いてました。アホみたい。オーナー夫妻の表情見せシーンは、全部カットしてくれたほうが良かったです。

団吾は色恋よりも芸を信じる人

団吾さんは、兄弟子を紹介して引っこむ間際に、団真さんの背中を扇子でポンポンと叩きました。これは昔、団真さんがよくやってくれた『うまく行きますよ』のおまじない。

かつては、本当の兄弟のように仲が良かった二人です。団吾さんは最初から天才やった。兄弟子の団真さんは辛い立場ながら『崇徳院』だけは絶対に負けへんかった。団吾さんは今でもそれを信じてたんやな。

「わしは、男女の愛とか永久のちぎりとか、全く信じてまへん」と団吾さんがいうように、男女の色恋よりも、芸ですよ。団吾さんは芸のきずなを信じたんやわ。

団真さんの『崇徳院』

団真さん、堂々と自信を持って話ができて良かったわ。駆け落ちさえせんと精進していたら、このくらいやれる人やったのですね。

お客は真剣に聞き入ったりどっと沸いたり、楽しんでいます。
目を閉じて話に聞き入っていた団吾さんは微笑んでいる。兄弟子の出来が嬉しかったのでしょう。

『崇徳院』は、恋煩いで寝込んだ若旦那のために、熊さんがお相手を探しあるくお話。散々探し回ってすったもんだで床屋の鏡を割ってしまい、どうしてくれるんや?『心配しなはんな、割れても末に買わんとぞ思う』とオチがつき、団真さんのやりきった表情が良かった。拍手が鳴りやみません。

団吾さんは、団真さんが楽屋に引き上げて来る前に姿を消しました。せっかく再会したのにね、団吾さんの去りかたもまた素敵でした。

『崇徳院』一度、ぜんぶ通して聞いてみたいです。

団吾が風鳥亭と契約

天才に近づきたくてずっと精進してきて、芸のためなら何を犠牲にしてもいいと。今回も、色恋より芸を信じた行動をとった団吾さん、あっぱれです。

団吾さんは、何を思ったか風鳥亭に出てやると。その代わり一万円でええわ、いますぐ欲しいねん、と借金取りを呼び込んでニコニコ。

もうしょうがないなぁ~。この人は(^^)
笑顔が可愛い。メチャクチャしても憎めない。

ああ、浪岡一喜さんが藤吉を演じてたら、良かったのになぁ…
これまで何度、『XXさんが藤吉を演じてたら良かった…』と思ったことか。

わたしはここが不満です

団真さんは、この日のことが評判となり噺家としての道が開けた様子。お夕さんともよりを戻す風。だったら、お夕さんを団吾に囲われるストーリーにしないで欲しかった。団真と別れたあと、ひとりでお茶子でもしていれば良かった。そこがどうにも後味が悪い。

結局、団吾さんの噺は聞けないの?てん夫妻のくだらないシーンを我慢してずっと待っていたのに。まさか、このまま団吾さんの出演は終わり?もてあそばれた視聴者の気持ちはどうなるの?

せっかく団真さんは風鳥亭でデビューして話題になったのですよ?団真さんをこのまま専属にしていれば、破門された芸人を再起させた小屋として、風鳥亭の名が上がったはず。いつか文鳥師匠に問われた、風鳥亭の「色」も打ち出せたはず。他の小屋と差をつける大チャンスだったのに。

「夫婦はやっぱり」「われても末にあわんとぞ思う」と藤吉&てん。こんなしょうもないセリフを、しょうもない人に言わせるの? この二人は団吾さんの借金を払うときだけ出てきたらよかった。あとは全部カットして欲しかった。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
error: Content is protected !!