わろてんか 11/22(水) 伊能栞のチンドン屋で女性客が急増した風鳥亭(ふうちょうてい)

ダイジェストをスキップする

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

ダイジェスト

伊能栞は、活動写真館で物品販売をしたいと考えており、てんに冷やしあめの売り方を教えて欲しいという。その引き替えに伊能栞は、チンドン屋に扮して風鳥亭(ふうちょうてい)の宣伝をすることになった。

伊能栞と藤吉、二人の男前のチンドン屋は、女性たちに大好評。
栞の思いつきで寄席を昼間も開演することになり、風鳥亭にはお年寄りや女性客も入り始める。

いっぽう、リリコの東京での活躍ぶりが新聞に載り、それを見た藤吉はリリコに電話を掛けたが、風鳥亭に出演してくれとは言えなかった。

そんなある日、冷やしあめを売るてんの前に風太が現れたが、その表情は固い。

感想

『何でも手伝うよ』と栞さん、啄子さんの思うツボ

『おてんさんを貸して欲しい、君が必要なんだ』と真顔で藤吉に言う伊能栞さん。栞さんは、自分の活動写真館で物品販売をしたいと考えており、斬新な発想をするてんに、冷やしあめの売り方を教授して欲しいというのです。その替わり何でも手伝うよ、と。

「ほんまですか、伊能さん」と、突然登場した啄子さん。

…これだけ。たった二言か三言で終わる話なのですが、まぁ引っ張ること引っ張ること(^^;)。思わせぶりな栞さんのまなざしと、ながーい沈黙。アワワワとまどいかける藤吉、目を見開いておどろくてん。また長い沈黙のあと、三人はぎこちなく笑います。ここまで長くする必要あるの?

最後の、啄子さんのうれしそうな顔が可愛い。

栞さんと藤吉のチンドン屋で、お婆さんの腰が伸びた

栞さんは藤吉とともに、チンドン屋で風鳥亭を宣伝することに。
栞さんは蝶ネクタイで洋装。『安うておもろい拾銭寄席』と書かれた幟をもっています。袴姿の藤吉が拍子木を叩きます。高橋一生さん、かわいいですね。

とざい、東西~。
大阪いち、おもろい寄席は風鳥亭。夕方から夜遅くまでやってます。
夕涼みは風鳥亭。お代はたったの十銭。
冷やしあめを飲んで笑っていってください。
おもろいおもろい風鳥亭。見なかったら損します。
どないですか~。

女性たちは、風鳥亭の席主さん男前やなあ~。とうれしそうに見ています。

そこに『南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏』突然、腰の曲がったお婆さんが杖をついて栞さんの正面にきました。『ええ目の正月させてもらいましたよ』

お婆さんは栞に手を握られたとたん、ハッと杖を手放し腰も伸びてしまいました。
一瞬の間のあと、「腰も治る風鳥亭~」と機転を効かせた藤吉(^^;)

このシーンは不思議と面白かった。『なむあみだぶつ…』のお婆さんはシュールですがコテコテではなく、朝ドラマにはちょうど良い加減。藤吉のちょっとした「間」も(たぶん)期せずして、面白い結果になりました。

もし、吉本新喜劇の桑原和男さんのお婆さんだったら、エライことになってたでしょうね♪

伊能栞さんの思いつきで昼間営業。しかし寺ギンは…

チンドン屋で女性たちにワーワー言われた栞さんは、またひらめきました。
活動写真と同じように昼間も寄席営業したらどうか。このあたりは昼間、おなごはんやご老人が多いし、青物市場の仕事は昼過ぎには終わる。

風鳥亭の昼間の興行はなかなか好評で、客席には女性の姿がたくさん。啄子さんは抜け目なく、お茶やお菓子を販売してまわります。

寄席を繁盛させたい藤吉は、もっとええ芸人を出してもらうよう寺ギンに頼みますが、「席主の器が小さいから無理」とハッキリ言われてしまいます。

…藤吉、「ええ芸人」とひとことで言ってますが、いい・悪いよりも「どんな色にするか」をきちんと考えてほしいですね。昼間と夜では客層が違うから演芸の内容も変えたほうがいいでしょうし。器が小さい!寺ギンの言うとおり。

寺ギンの派遣した芸人たちと、藤吉のお友達芸人のギャラはどう分けているのか?楽屋は一緒?もめ事はないの?上下関係は?このあたり、とても重要かつシビアなことだと思うのですが、ドラマでは全然触れられません。

キース感じ悪い。大野拓朗さん努力してるのに

『東京で大人気の娘義太夫』。新聞にリリコのことが載りました。
凄いな~わてらも負けてられへんな、という藤吉に「何が東京の売れっ子や。わてら上方の花形芸人や」という、キース&万丈目。

…キースは、幼いときからリリコと一緒の芸人一座で育っており、リリコは家族のように近い存在。リリコの活躍をもっと喜んでもいいはずなのに、しかめ面で『何が東京の売れっ子や!』と憎々しげ。キースのキャラクタ設定が雑。ドラマ制作者は、キースに詐欺や泥棒をさせておきながら、愛嬌ということで済ませたい様子。ひどすぎて大野拓朗さんが気の毒!大野さんは、このドラマのためにわざわざ大阪に引っ越して来て、肌で大阪を感じながら役作りをされているそう。もっとまともな役をさせてあげたい。

リリコに思わせぶりな電話をする藤吉

藤吉は、伊能栞の部屋から東京のリリコに電話をかけました。
「元気でやってるか?そうか」「うん」昔の女を懐かしむ藤吉。まだ藤吉のことが忘れられない涙目のリリコ。どうみても恋人同士。

電話が終わり、伊能栞さんが言いました。
「惜しかったな。わざわざ電話を借りにきたのは、彼女に出てもらいたかったからだろ?」
「わかるよ。辛いな、経営者は」

…ええっ?そういうことだったの?全然そうは見えなかった。リリコの恋心を利用しようとしてたとは。

そして、伊能栞さんと藤吉は、突然「やるか?よっしゃ、のこったのこった」と、抱き合って笑いながらグルグル回りました。ものすごくヘンでした。

スポンサーリンク

あとがき

高橋一生さん渾身の客引き。
リリコの純情を利用しようとした藤吉。

商売についても、お笑いについても、深く描かれることがないですね…紙芝居のよう。それでいて、大道具・小道具、衣装、通行人などの作り込みはていねい。

このドラマを見ていると、NHK『紅白歌合戦』と雰囲気が似ているなぁと思います。

紅白歌合戦は、わたしが幼いころは家族全員の大晦日の楽しみでしたが、年々稚拙な演出が多くなり、制作&出演者だけがはしゃいでいる印象。その紅白歌合戦とわろてんか、どこか同じ匂いがします。NHKの風土でしょうか?

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
error: Content is protected !!