わろてんか 11/14(火) 風鳥亭(ふうちょうてい)開幕。和泉屋玄白(いずみやげんぱく)の落語が受けない

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風鳥亭の初日が開幕した。
てんは呼び込みから下足番、お茶子までやり忙しく働く。万丈目歌子の手伝いが頼もしい。芸人たちも交代で呼び込みをしながら出番をこなす。

客の入りは上々だが、和泉屋玄白たちがなかなかやってこない。彼らはかなり遅れて到着し客はやっと落語が聞けると期待したが、玄白の落語は面白くなく、まったく受けなかった。

風鳥亭・二日目も玄白の落語は受けず、客足はどんどん減っていった。三日目も受けず、玄白は落語が受けないのを寄席経営のせいにしたあげく辞めてしまった。

色もの芸人たちは頑張って6時間を持たせようとするが、同じネタを何度もやるものだから客はますます減っていき、ついに、最後の1人だった客も帰ってしまった。

そこに突然訪れたのは、伊能栞だった。新しい寄席ができたというので見に来たという。

感想

藤吉が和泉屋玄白に頼み込んで連れてきたようですが、やっぱりね。ロクなことにはなりませんでした。藤吉は目利きという事になってましたけど、ウソばっかり。

玄白さんは医者から噺家になった変わり種。もうすこし掘り下げて描かれたら面白かったのにな。キャラクタの使い捨てが多いけど、もうちょっと魅力的に描けないものでしょうか。

和泉屋玄白とは

和泉屋玄白とは、医者から噺家になった変わり種。噺を聞けば風邪も腹痛も治ると言って客を呼び込んでいます。江戸時代の蘭学者『杉田玄白』にちなんで芸名をつけたのでしょうね。でも藤吉が玄白さんをどこから探して来たのか、どうやって出演交渉したのか?そこはドラマでは描かれておらずわかりません。

玄白さんは風鳥亭でいくつか噺を披露しますが、もと医者だったことを伺わせるような話し方は何もなかったです。せっかく元医者というキャラクタ設定をしたのですから、医事ネタをするとか医者の動作を取り入れるとか、それなりの見せ方をすれば面白かったかも知れないのに。

挙げ句の果てに、受けないことを客や藤吉たちのせいにし「なんで、こんなカス芸人らと同じ板に乗らなあかんのや」「こんな端席、二度と来るか!」といって辞めてしまいますが…なぜこんな風にイヤなだけの人物として描くのでしょうか?人ってそんな単純ではないですよね。医者から噺家になった苦労も受けない悩みも抱えているだろうし、寄席を去らせる理由は他にいくらでもあるのにね。

天野屋のごりょんさんや北村屋の奉公人たちの去り際にも、必要以上に嫌な印象が残っていますが、二度と登場しない捨てキャラクタだからこそ、もうすこし愛情を持って描いて欲しい。

それから、玄白さんが寄席に遅れてきた上に全然受けなかったのは本人のせい。藤吉や色もの芸人たちのせいではないので、藤吉たちが玄白さんに平身低頭する必要はありません。謝る相手は寄席に来たお客さんですよ。

和泉屋玄白の演目

玄白さんの演目は以下のとおりでした。

天王寺詣り(てんのうじまいり)

死なせてしまった愛犬の供養のため、彼岸に四天王寺に行って引導鐘を突くというお話。彼岸の四天王寺のにぎわいが演じられるとのこと。

…面白そうな噺でわたしは聞いてみたい。でも客には全然受けていません。

三十石(さんじっこく)

江戸っ子2人が、京都・伏見から大阪の枚方まで三十石舟に乗り旅をするはなし。

…そうそう。伏見に坂本龍馬が襲われた船宿『寺田屋』があります。江戸時代そこは三十石舟の船宿だったのですね。伏見から枚方までは夜舟で淀川を下るのです。

江戸っ子の上方旅行のお話、面白そう。でも客はみな、寝そうになっています。

高津の富(こうづのとみ)

日本橋馬喰町の宿屋の主人と客が、高津神社(湯島天神)の富くじ一番にあたり、あたふたする話。アタタタタタタ…当たった!

…「おもろないで、ヤブ医者」「藪やのうてタケノコや」客は途中で帰ってしまいました。

色もの芸の演目

うしろ面(うしろめん) 万丈目吉蔵

着物を前後逆に着て、ひょっとこ面を後ろ向けに付けて踊る。
『うしろうどん』はやりませんでしたね。

笑い声と、拍手喝采。

怪力(かいりき) 岩男

これより気合い術を披露する。
この大福帳、並の力では破れない。だがしかし臍下丹田の力、手の指の力、足の指の力、この三方の力を気合い術でまとめれば、あーら不思議。

バリバリっと大福帳を破き、拍手喝采。

西洋ものまね 舶来屋キース

ハローハローどうもキースでやんす。と登場し、西洋物まねを披露。
ワシントン君とリンカーン君のダジャレ会話。

「林やのうて原っぱにいてるのに、リンカーンとはこれいかに」
「鷲でも豚でもないのに、ワシントンというがごとし」

こんな感じで、面白くありません(^^;) お客もシラー。

百面相(ひゃくめんそう) 潮アサリ

チャカチャンリンチャンリン♪と歌いながら鬚をつけて顔を上げ、
大黒さーん。

全部同じ顔やないか、ひっこめー。不評です。

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あとがき

芸事へのリスペクトが感じられない演出に、がっかりです。

玄白もただのイヤな人でしかないし、てんも、落語がつまらなくて途中で出ていった客を追いかけて「待っとくれやす、最後までみてもらったらきっと笑えます」…なんでこんなことを言うのか、「申し訳ありまへんでした」と言うべきでしょ。お客の態度も必要以上に感じ悪いし…浅はかな人たちばっかり。

最後の伊能栞さん登場も、痛々しい感じがするだけでした。

藤吉たちは、なんで玄白師匠に土下座して謝るのか?遅れてきた上に受けなかったのは玄白さんですから、そこをきちんと話すべき。それに謝る相手は寄席のお客さん+視聴者でしょ。

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