わろてんか 11/3(金) 北村屋の米を売り切った藤吉は、芸の話になると別人のように生き生き

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藤吉は母に向かって包丁を振り上げ、啄子は、この店の柱だけは壊してくれるなと抵抗。藤吉の捨て身の芝居に驚いた金貸しは、退散した。

藤吉は、幼いころからこの家も母も大嫌いだったと言う。これまでずっと言えなかった辛い心情を吐露した藤吉は、吹っ切れたように、北村屋で最後の仕事にとりかかる。

店の米を荷車に積み、最後の一粒まで売り切った藤吉とてんは、万丈目夫妻の店でご飯をたべていた。

藤吉は居合わせたキースたちのネタ作りに加わり、熱心にアイデアを出す。その姿は生き生きと楽しそうだ。万丈亭で繰り広げられる芸に、てんと藤吉は久し振りに気持ちよく笑った。

てんは、楽しそうな藤吉の姿をみて決心した。
うちがあんさんと結婚してあげる。何があっても一生ついていく。
「そんなに笑いが好きやったら、いっそ笑いを商売にしてみませんか」

感想

いや~今回は良かったです!

なるほど…藤吉は、子供のころお母ちゃんに笑ってもらえなかったトラウマのせいで、芸人になっても笑いを取れなかったのですね。過去の辛い思いをすべて吐きだして吹っ切れた様子だし、藤吉はこれまでのオドオドと死んだ目のクズ男から脱却するんでしょうか?ちょっと希望が出てきましたよ。

幼いころの思いを初めて語る藤吉

藤吉の迫真の演技を演技とは思わず、金貸しは驚いて退散してしまいました。ほっとした啄子に対し藤吉は、これまで話さなかった心の内を素直に話します。

おれはこの家が嫌いやった。お母ちゃんも嫌いやった。ご飯食べてても、笑いのひとつもない。姉さんにいけずされ、お母ちゃんは、のれん、のれんばっかりで俺のことは二の次。
辛い顔してるお母ちゃんに笑ろて欲しいて鳥の泣き真似芸を覚えたけど、笑ってくれるどころか、くだらんことするなといわれた。立派な商人になれ、これせえ、あれせえ。褒められたこと、いっぺんもない。
認めて欲しかったんや。お母ちゃんのためにここで一発当てたろ思て、勝負したんや。結局、なんもでけへんかったけどな。

「ほんまに、すんませんでした」藤吉は立ち去りました。

藤吉、初めて心の内を母に話したんでしょうね。啄子さん、何も言えませんでした。

あれ?おかしいな。藤吉がてんを連れて北村屋に到着したとき、啄子さんは、満面の笑みで「おかえりやす~」って藤吉に抱きつきました。あの啄子さんと、幼い藤吉の嫌いだった啄子さん、最近の辛い顔ばかりの啄子さん、同一人物だとは思えないんですけど…

北村屋の米、最後の一粒まで売る

ぜんぶしゃべって藤吉は吹っ切れたのかも知れません。店の米を最後の一粒まで売ろうと、てんと一緒に荷車を引いて出かけました。

「米や、米。北村屋のお米はいりまへんか~」
「味良し、香り良し、ねばり良し。北村屋の米はいりまへんか~」

店じまいにつき安うしまっせ」「ただ同然か?」
「すんまへん、仕入れ値以下には一銭たりとも負かりまへん。それがこの米への精一杯の感謝の気持ちです
「…その心意気、買うたるわ。米びつの分、全部や
「へえ、おおきに」

これでいいのだ~。藤吉は、最後の最後に、嫌いだった家業の商品に感謝できるようになったんですね。残った米はキースがお買い上げになり、藤吉は最後の一粒まで売り切りました。

芸の話になると生き返る藤吉

万丈目吉蔵の店・万丈亭で食事をする藤吉とてん。
キースと相方は、祝言の席でやる「つる」の話のオチをどうするかで揉めていました。藤吉と万丈目吉蔵も話に加わり、熱心にオチを考えます。

◆もともと、落語の「つる」のオチはこうだった
『つる』ちゅう名前は、首長鳥のオスがつるっと来て、あとからメスが黙って飛んで来た

◆キースの新案
オスが飛んできて『月見うどんは~』次にメスが『卵はいってる~』、月見うどんの『つ』とはいってる~の『る』で『つる』

◆藤吉の改良案
オスの首長鳥がつるっと来て、あとからメスが何も言わんと寄り添ってついてくる、これぞ夫唱婦随。鶴は千年のご多幸を、ご結婚おめでとうございます。

なるほど!藤吉案がええな!と採用され、みんなが笑い藤吉も笑います。私はキースの案も結構ええと思うよ。「大板血」といい月見うどんといい、キースのセンスには脱力するわ。

万丈亭の舞台で、次々と芸人たちが芸を披露します。
吉蔵の「うしろ面」。これは本物っぽいですね。好評につき「後ろうどん」も披露。
キースの「花火」。ぼーん!サラサラサラ…(盆と皿をもって花火を表現)。またキースはこういうことする(^^;)。大野拓朗さん好演ですね。

藤吉とてんは、久し振りに心から笑いました。

てんの決意

店に帰りついた藤吉とてん。藤吉はてんに里へ帰れと言います。家なし職なし、なんのとりえもない男が、嫁さん貰うわけにはいかないと。

何をいまさら…って感じですよね!てんは当然怒りました。

「あんたには商人の才覚はないかもしれん、けど人を笑顔にしたいという気持ちは誰にも負けません」
「うちは、この先がドロ道やろうが地獄やろうが、何があってもついていきます」「うちが、あんさんと結婚してあげます!
「今度こそ一生笑わせてください。芸がそんなに好きやったら、いっそそれを商売にしはったらどうですか。笑いを商売にするんです」

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あとがき

いや~ここまでが長かった。クズ中のクズ男、藤吉を見ているのが辛かった。
もうどん底を打ちましたから、ここから先は何もかも吹っ切って浮上するのみです。やっと本格的に物語が始まるのかな。今回の感じだと期待が持てそうな気がしてきましたよ。

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