わろてんか 10/26(木) 風太が「一緒に藤岡屋に帰ろう」と説得するが、てんと藤吉の決心は固い

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商い勝負で勝ったてんだが、相変わらず米俵を運んだり、使い走りをしたり女中仕事をさせられていた。
りんからの手紙を持って北村屋を訪ねた風太は、女中姿のてんに衝撃を受け、藤吉を殴って、てんを京都に連れ帰ろうとする。

しかしてんは、ここにいるとハッキリ答え、藤吉は命をかけてもてんを守ると言った。

二人の決心が固いことを見せつけられた啄子はショックを受け、楓との縁談を急ぎ進めようとする。

帰宅した風太の話を聞き、藤岡屋のしずは旅支度を始めた。

感想

てんはあいかわらず女中奉公

商い勝負では勝ったのに、てんはあいかわらず下働きをしています。船場のごりょんさんになるには一に健康、二に体力やと言われたそうで、米俵の積み卸し。それが終わったら、お得意さん(常連のお客さん)まわり、顔を覚えてもらうためだと。

啄子さんは、てんに少し商売の仕方を教えようとしてるのかな? いや、そんな善意の解釈はやめておこう。たぶん下働きをさせる口実ですね。

てんは、笑顔でお得意さん回り。「ごめんやす、北村屋のもんでございます。まいどおおきに。これ日頃のご愛顧へのお礼でございます」「それはご丁寧に」「おおきに」

これで一件終わり!大阪はサッサと話が早くて気持ちええわ。
京都だとこうは行かへんなぁ…最初の挨拶からして長すぎて、うんざりしますよ。

てんとおトキの暢気さは、藤岡の家風

啄子さんと楓さんは、連れだって美味しいもんを食べに出かけました。てんとおトキは、

「おてんさま、うちらも、たまには美味しいもん食べとおすな…」
「そやなぁ」

と嘆きながら仕事を続けます。

この二人、あっけらかんと暢気なのがいいですね。ため息もつくし嘆きもするけど、どこか明るく暢気な「アホらしさ」が漂ってます。のんびりした藤岡屋の家風が醸し出されているようです。

りんの便り、懐かしい藤岡家

風太の持ってきた、りんの手紙からも藤岡家の空気が伝わります。

姉さん、お元気にしてはりますか。
わたしの縁談話はトントンと進み、祝言の日取りも決まりました。姉さんにも参列して欲しいと思うのは、かなわぬ願いでしょうか。
姉さんが恋しい。
せやけど、たとえ姉さんに会えないとしても大丈夫。この家のことは安心してください。
お婿さんも立派なお人です。二人で手を携えて、藤岡屋の跡を継ぎます。
せやから、姉さんも必ず幸せになってください。りん

りんとしずさんが、台所で「かぶら蒸し」を作っています。お椀に、具材とかぶらのすり下ろしを卵白でまとめたものを入れて蒸しあがったら、くずあんをかけます。

ほっこりと暖かくて本当に美味しそう。器も京焼です、きれい。
りんとしずさんの着物も、愛らしく華やか。(誇張してますね、実際はもっと質素な着物でしょう)

藤岡屋はこういう家でしたね。毎日おいしいもんを食べ、どこのお菓子が美味しいとかの話して。可愛らしいお祖母ちゃんと天然の母、家族思いの父、優しい兄さん。使用人たちとも仲良し。

それに比べると…北村屋は暗くて笑いがなく、漬け物が臭く、風流の美意識もない、実質ばっかりの殺風景な家です。

藤吉とてんの決心は固い

風太は、殺風景な北村屋の女中部屋に暮らすてんに衝撃を受け、藤吉を一発殴りました。

「おまえ、それでも男か!」
惚れた女も守れんとは、ただのぼんくらや!

(風太、それはずっと前から分かってますし。もっと叩きのめしてえな。もう終わりなんか?)

そこに啄子さん登場。「この子は、ええとこもぎょうさんあります。成績もいいし算術も得意。背も高いし顔もいい。なにより優しい」

(風太に当てつけてるんかいな?)

「男の約束いうのは命をかけてするもんや。もし違えたときには好きにせえ」
「おてんちゃんは、命にかえても幸せにする」藤吉が言う。

(どうせでけへんやろうけどな。眼が死んでまっせ~。)

てんも静かに言います。「風太、帰っておくれやす。久し振りに話せてうれしかったえ」

(葵わかなさん、しっかり芯のある静かな言葉のほうが似合うな)

二人の決心の固さを見せつけられて、啄子はショックを受けます。
アホてんは強くなりました。「ごりょんさんの厳しい仕込みのおかげです」

風太は京都へ帰り、しずさんに報告。
しずさんは何かを決心し、旅支度を始めました。

北村屋の事情、何かありそう

藤吉の姉・頼子は、ときどき実家に戻ってきて小遣いをせびったりモノを持っていったりする人物です。その頼子がてんに教えてくれた話。

  • 啄子は自分の夫が嫌い。役立たずのぼんくらや言うて
  • 啄子は、嫁いで来てからずっとこの家を仕切ってきた
  • 啄子はもともと行商の子。商いの才覚だけはあった
  • 小さいころから、天秤棒担いで行商にまわって、食べるもんにも苦労しはった

頼子さん「はい。教えたげたんやさかい、黙っといてな」と、てんに恩を着せました

てんはアホなので、今の話を聞いてもだから何なのかという所がわからない様子。若くて無知、怖いもんしらず。素敵なことですよ。

藤吉とてんの決心を見せつけられた楓さんは、憤慨して誰かに宛てて手紙を書いていました。あほらし!やってられるかいな!って。でも、啄子さんはてんに「楓さんと藤吉の祝言を急ぎます。あんたは楓付きの女中になるしかないで」と告げます。焦ってるのですね。

楓さんの実家が、北村屋を援助する約束なんじゃないでしょうか?
だから啄子さんは、楓さんと藤吉の結婚を急がせたいのでしょう。

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あとがき

せっかく面白くなりかけてるので、もう少しきちんと場面を作って欲しいなぁ。

たとえば風太が女中部屋に入って絶句してから気を取り直すまでが不自然、突然藤吉を殴るのもおかしい、駆けつけた啄子さんが事情を理解していたのもおかしい。風太の芝居と啄子さんがかみ合ってない。そういう所が改良されたら、だいぶ良くなると思う。

さて藤吉ですが、藤吉のクズぶりは、お父さんの血を引いてるんですね。
母に嫌われる父を見てきた藤吉には、クズな自分の嘘を信じてくれ、くだらん芸にも笑ってくれるおてんちゃんは救いの女神なんでしょうね。

いちおう分かった。けど同情はせえへんよ。

藤吉、もっと愛嬌がないとアカンわ。寝ぼけ癖があるとかクワガタ集めてるとか…いっそのこと、彦根のゆるキャラ「ひこにゃん」姿になって、大阪弁できる人が吹き替えたらどうでしょう。

それなら何を失敗しても嘘ついても「しゃあないなあ、ひこにゃんやし…」と思えるでしょう。そのくらい突き抜けてダメ男を演じればいいのに、男前が中途半場にカッコつけようとするから、腹立たしいのです。

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ひこにゃん

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