わろてんか 10/25(水) 北村屋の嫁候補、てんと楓の商い勝負

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法外な値段で、大量の古米や外米を仕入れて来てしまった藤吉。啄子はてんと楓に、古米・外米の売りさばきで勝負してもらうと宣言した。

内助の功でどれだけ藤吉を助けられるかどうか?まず、古米勝負。
いくら呼び込んでも売れないてんに比べ、楓は、静かに着々と売りさばいていく。客とのおしゃべりも交渉も、慣れたものだ。てんは、おトキと一緒に作戦を練り直し、店頭で醬油だんごを作って客に食べさせた。これが大当たり。

次に、外米勝負。
てんは、外米を買いに店にやってくるインド人に協力してもらい、店頭でカレーの試食で外米の食べ方をアピール。これも大当たりして外米も売れた。

啄子は、てんを座敷に連れていき商売の心得を説いた。
この勝負、てんの勝ちだという。

感想

商い勝負の題材は、古米・外米の売りさばき

北村屋の番頭が困っていました。仕入れに出かけた藤吉が、法外な値段で古米や外米を買わされてしまったのです。しかも大量に。

眼を泳がせて「すんまへん」と頭を下げる藤吉。

もう、この人の顔見とうない(-_-)
番頭さん、なんでいきなり仕入れに行かせたん?藤吉は丁稚さんたちと一緒に下働きからさせるべきでしょう、そしたら、すぐ根を上げて芸人に戻ると言い出すでしょうから、追い出したらいい。というか、そもそも勘当されて当然やのに。

しかし啄子さんは動ぜず「うちの嫁候補2人に売りさばいてもらいまひょ」と宣言しました。
いつの間にか、てんは「女中」から「嫁候補」に昇格したんですね。

勝負開始、店頭にて古米を売るてんと楓

精米器を足で踏み、精米する二人。終わったらそれを店頭に並べて売るのです。

てんは、女中姿のまま、はちまき&メガホン姿で大声を出し、お客を引こうと走り回ります。

「お米~お米~安おまっせ」
「安いお米、要りまへんか~」「うーんと勉強させてもろてまっせ~」
「おいしいでっせ、買うてってください、どないですか~」

あれ、てんの言葉が大阪弁(っぽく)なってる!
京都だと「お米、安おす」「美味しおすえ、買うとくれやす」になるかなと思いますが、この場面で京都弁は似つかわしくない。やっぱり活気のある大阪弁でないとね。

てんは大声で走り回っても全然売れず、楓のほうは静かに着々と売りさばいてます。

啄子のアドバイス。客の気持ちとは

啄子さん「これが客の気持ちいうもんや」と、いきなりてんにアドバイスをくれました。てんと楓の差は、

  1. 立つ場所。楓は品物の後ろで控えめに立っている
  2. 身なり。てんは疲れた顔で髷も乱れてる。手も荒れてる。

てんは女中部屋に駆け戻り、頬に紅を差し指の傷にきれいな布をまいて戻ってきました。
「これやったら元気に見えますやろ!」
「ほんなら、おきばりやす」

啄子さん、ちょっとてんを見直した様子。

楓と客の駆け引きは、これこそ大阪のスピード感

お客とのやりとりは、楓が圧倒的に慣れてます。

「あんたやったら一升なんぼにする?」「2銭引きでどないだっしゃろ」
「そんな愛想ないこと言わんと~。倍買うよってに、バサーっと景気よう引いときいな」

「かないまへんなぁ、ほな、清水の舞台で飛び降りたつもりで(そろばん見せ)、内緒でっせ」「…(笑)、ほな後で届けてや」「おおきに」

暗黙のうちにサササッと駆け引きして双方とも抜け目なくニッコリ、このスピード感!これこそ大阪。楓さんさすが。

古米の醬油だんご レシピ提案

てんは、古米は匂いがあるので手を加えて調理することをおトキから聞き、だんご作りを思いつきます。古米をつぶしてまるめ串を刺し店頭で醬油を付けて焼いて客に味見させ、作り方も紙に大きく書いて見せました。

これがお客に好評で、古米はどんどん売れました。
こんな売り方はしたことないと、番頭さんも驚いています。

外米でカレー試食

外米はどうやって売ろうか…思案するてんの眼にインド人の姿が。この人はカレーに合う外米を買いに北村屋にくるお客さんなのです。

待っとくれやす~」インド人を追いかけるてん、京都弁に戻ってますね。大阪弁で「待っとくなはれ~」とは言わへんのか。

バチャーオ」と逃げるインド人、「いやや~」って言うてるのかな?

インド人とてんは、店頭にカレーの鍋を出し、炊いた外米にかけて客に試食させました。お箸使ってますね。

「カレーにぴったり。さらさらの外米。今日の晩ご飯にどないだすか」
「インド人直伝の食べ方を伝授します~」

カレーにはやっぱり外米のほうが合うな!とお客たちは納得し、外米もどんどん売れました。明治時代にカレーが流行りだしたのですね。そういえば、大阪にはお米にかけるタイプのカレーのお店が多い気がします。大阪人カレー好きそう。

北村屋の家訓、船場あきんどの心得

啄子さんはてんに、船場の商人のこころえを説きました。

  • 始末は節約のことやない。無駄な出費をせず使うときに生き銭を思い切り使うこと。
  • 才覚は、どこに商いの商機があるのか見極めて、誰もやらんことをやること。
  • 算用は、金勘定することやのうて、帳尻を合わせること。損して得取れということ。

醬油だんごやカレーで実演販売したてんに「才覚」を見いだした啄子は、てんの勝利を宣言しました。大阪弁のイントネーションがおかしいですが、啄子さんは大事なことを教えてくれました。

いつもオドオド、眼が泳ぐ藤吉

勝負に破れた楓さんは、それでも「うちを選んでください」と藤吉に言います。藤吉はいつもの通り、オドオドと眼を泳がせて何か言おうとしました。また動揺しているのでしょうか。

この人は、キースに「おてんちゃんは運命の人ちゃうか~」と言われたら「運命か…」とつぶやき、八卦見に「相性は大凶」と言われたら「運命やなかったんか…」とつぶやいた人です。いちいち人の言うことに心が揺らいで決心を変える人です。なので「やっぱりてんは止めて楓さんにする」と言うかも知れませんね。

風太が大阪に来たようなので、今度こそ藤吉を叩きのめしてもらいたい
あのとき神社でボロボロのズタズタにしておけば良かったのに、へんに同情してしまった風太は、どうかしてますよ。

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あとがき

楓さんと客のやりとりや、啄子さんの船場あきんどの心得などが聞けて面白く見ました。これからも、大阪商人の魂をしっかり見せてくれるのを期待してます。

てんちゃんのアイデア商法は、ちょっとうまく行き過ぎ、周囲の盛り上げ方がわざとらしすぎますので、もう少し時間をかけて丁寧に演出して欲しいなぁ。てんが商売の才覚の片鱗を見せる大事なエピソードですしね。

とはいえ、大阪編になって面白くなってきましたよ。商都に生きる、せっかちでフレンドリーでクールな大阪人の魅力、きちんと見せてもらえるのを期待しています。

このドラマ、大阪の視聴者の皆さんからは厳しい意見が出るだろうなと思いますが、お笑い文化が厳しい客に鍛えられ育っていったのと同じように、お叱りをしっかり受け止め良くなっていって欲しいです。

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