わろてんか 10/24(火) 北村屋で女中奉公するてんの元に、藤岡屋からトキがやってきた

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北村屋の女中部屋に寝泊まりすることになったてん。
掃除に炊事、洗濯と、他の女中たちからイケズをされながらも笑顔で働く。

北村屋には笑顔がない。
家族も使用人たちも、辛そうなどこか怒ったような表情である。

ある日、藤岡屋からトキがやってきて、てんと一緒に北村屋に暮らすことになった。強い味方を得て、いっそう明るく下働きにはげむてんは、ときどき藤吉と顔を合わせて笑い励ましあっていた。

藤吉は楓と結婚する気はないと再度はっきり言い、その様子をみた啄子は、楓とてんに商い勝負をさせると宣言する。

感想

てんのアホお嬢ぶり、楽しくなってきた

女中として北村屋に置いてもらえることになった、てん。いきなり女中部屋で寝ることになりました。掃除洗濯、ごはん炊きなどしたこともないので、手つきはぎこちなく要領も悪く、女中たちから冷たく当たられます。

しかしてんはアホですから、全然めげません。

どすどすいう京ことば、うっとしい、やめてんか」と言われても、あーそうかなぁ?と軽く受け止め、「うちは大丈夫 だす!」と、うれしそうに大阪弁を使ってみたり。

啄子に「厠の軒下にクモの巣張ってますで」と言われたてんは、クモの巣を手ぬぐいではたこうとジャンプ。なかなか届かず何度もジャンプ。

あほやなあ、庭箒使こたらええのに(^^;)

啄子さんは、そんなアホてんを横目でちらっと観察しています。

てんのアホお嬢ぶり、ちょっと楽しくなってきました。冷たくて笑いのない北村屋の空気が少し変わる予感。

わたしは藤吉が嫌い

藤吉は、あいかわらず見てて腹が立ちます。上等の普段着着て、若旦那として扱われている藤吉が、朝ごはんの支度をしている女中のてんと顔を合わせて、この発言。

「おはようさん、大丈夫か。お互い頑張ろうな

はあ?「お互い頑張ろう」やて? まるで、てんが自分の意思で女中をしているような言いぐさ。てんをさらうように連れてきて、お母さんには逆らえず、女中にされても何もできないままの藤吉が、「お互い頑張ろう」って、どういう神経して言うてるねん?

てんは奉公人と一緒にご飯食べろという啄子さんに、この発言。

ええやろ、おてんちゃんはこっちで

何やその『どうせ言うても無駄やろうけど、いちおう言うてみました』みたいな、投げやりで力のない、意味もない、うつろなセリフは!

厳しくイケズな啄子さんも、冷徹で計算尽くの楓さんも、それだけの人間ではないことが何となく伝わってくるから、わたしは嫌いではない。でも藤吉の無責任でクズの自覚がなく相手に責任転嫁する態度は不快です。藤吉をここまでひどく見せるのは制作陣のねらい通りなのかどうか?そこが分からない。

配役もミスマッチですね。もし藤吉をもっと愛嬌のある俳優さんが演じていたら違ったのでしょうが、松坂桃李さんだと本当に腹が立ちます。

おトキが来た!

ある日突然、北村屋におトキがやってきました。しずさんが差し向けたのです。

うちもここで一緒に暮らします、というトキ。てんちゃん、心強いねえ。こんな事が可能やったら、最初からついてきてもろたら良かったのに。

トキが来て元気付いたてんは、ノビノビ天然ぶりを発揮しています。着物のつぎはぎに刺繍を入れたり、漬け物樽に生姜を入れて匂いを消したり、女中働きでもけっこう楽しく工夫している様子。

北村屋の家風

ところで気になるのは、北村屋の家風です。

まず、使用人たちに笑顔がありません。辛そうな怒ったような表情で仕方なく働いているという雰囲気。

奉公人の食事部屋には、匂いのきつい漬け物樽。食欲を減退させるためらしいですが、啄子さんの指示でしょうか?てんが生姜を干して漬け物樽の匂いがなくなり、「そらええなあ」「あんた、よう気効くな」と奉公人たちが少し笑いました。「なんか、ココ来てから初めて笑ろた気するわ」。てんのアホパワーで、少しずつ奉公人たちが明るくなる予感がします。

それから、藤吉の姉が嫁ぎ先から小遣いせびりに帰ってくること。この姉も感じ悪い。藤吉との仲も良くなさそう。

このお姉さんが婿をもらって跡を継ぐ考えはなかったのか?
旦那さんはいつ亡くなったのか?
藤吉の家出の原因と関係はあるのか。

北村屋についてはまだほとんどわかりませんが、藤岡屋のように、家族も使用人も仲良くお人よしでのんきな家風とはかなり違いそうです。

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あとがき

京都編でカラ回りしていた車輪に、大阪に来てやっとギアが入ったような感じですね。少しづつドラマが出来てきたかな?という気がします。

藤吉はあいかわらず好感度ゼロですが、てんにだけ見せるちょっとしたお笑い芸や、落語の一説は悪くないです。最初から「芸事好きの道楽若旦那」という設定にしておけば良かったのに。

北村屋の人たちの感じ悪い態度については、わたしはあんまり嫌いではないです。世の中、いい人もいればイケズも当然いますし、不満があったら八つ当たりもしますよ。それが自然です。

でも前作「ひよっこ」では、出てくる人はみんないい人で、きれいごとを言いながら善意を押しつけて来てました。セリフに行き詰まったらいつも「大丈夫?」「ありがとう」と作り笑顔でいい人ぶりっこ。わたしはそれが嫌いだったのだなぁ…と、再認識しました。

わろてんかは、ひよっこと比べてここが違う:

  1. 偽善者がいない
  2. 善意を押しつけてくる人はいない
  3. 女子供を持ち上げて男性をおとしめることはない

この3つだけで、わたしはわろてんかのほうが好み。雑でご都合主義のストーリー展開はちょっとひどいなと思いますが、それなりの喜劇テイストが少しづつ板についてきているような気がします。

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