わろてんか 10/10(火) てんの縁談に浮き立つ藤岡屋。風太のてんへの想い

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てんの見合い相手・伊能家の次男の見合い写真を見て、妹・りんとおトキ、母しずは色めき立つが、風太は否定的である。
意外なことに、祖母・ハツも、こんな西洋かぶれにてんはやれまへん!と言っている。

風太は、藤吉の手紙のことでてんと言い争いになり、もみ争っているうちに手紙が破れてしまい、あんたの顔はもう見たくないと言われて落ち込む。

新一兄さんは、てんの手紙のことはお見通し。
長年、伝書鳩の役目をしてくれた風太のことを思いやる。

てんは風太の真心に気がつき、「風太も、うちの宝物や」と詫びた。
泣いている顔を見られたくない風太は「今日はこの辺で勘弁しといたるわ」と言い返す。

そのころ藤吉は岡山にいた。
次の旅先は京都のくすり祭りや、とキースから聞いた藤吉はあわてる。てんに書いた手紙の嘘がばれるからだ。

旅芸人のリリコは嫉妬にかられ、藤吉の書きかけの手紙を燃やしてしまう。

そんなある日、大事件が起きた。
神戸港で大きな火事があり、藤岡屋の倉庫が全焼したというのだ。

感想

顔よし、家よし、頭よし!りんとトキは見合い相手を絶賛

お見合いの相手は、伊能製薬の次男さんで、東京の帝大を卒業し貿易会社を任されているそうです。

合ったこともないのに…と不安なてんをよそに、りんとトキは絶賛しています。

顔良し、家良し、頭よし」ため息。うらやましいなあ~!

母しずさんも、私も惚れてしまいそうやわ~。と、うっとりしています。

風太とハツの意見

男は見てくれやない!あんなのは、遊びほうけて身上つぶすのがオチや
せやから、たたき上げの番頭を婿に迎える大店が増えたんや」
「だんさんを見てみい」

というのが風太。

たたき上げの番頭というのは、儀兵衛さんのこと。自分がそうなりたいという意味ではない!と、そこは否定しました。風太は、旦那さんのことを尊敬しているのですね。

ハツさんも意外なことに、お見合い写真の印象が良くない様子です。

洋装のチョウチョ結びがイヤや、首が絞められて苦しうなるわ。
貿易会社やなんて。こんな西洋かぶれに、てんはやれしまへん!

なるほど、着物では首もとが締まることはないし「首を絞める」という印象がよくない。洋装の首もとを見るだけで、なんとなく苦しい感じがするのかも。

さらに、貿易会社やなんて!と嫌がっています。
和薬だって原材料は中国や東南アジアから輸入していたと思うけどな。理屈ではない何かが気にいらないんでしょうね。

風太は「さすが大奥さんや!」と喜んでいました。

伝書鳩・風太の後悔

8年間もの間、儀兵衛さんに隠れて手紙をてんに届けていた風太。
てんに、この機会に、もう旅芸人のことは忘れろといいます。

風太は、藤吉からの手紙を届け続けたことの責任を感じている様子。伝書鳩をいままで続けてしまったために、てんが藤吉に心を引かれるようになったのだと思っているのです。

風太は、てんのお見合いに反対してる訳では、ないのですね。
内心は複雑でしょうが、てんがどこかへ嫁にいくことは受け入れているようです。
ただ、芸人に関わるのはあかん!ということ。

当時の社会通念からすると当然で、身内を大事に思うからこその心配だと思います。
風太はいい奴だと思うよ、わたしは。

でも、てんちゃんは、いつもこの手紙に励まされてきた。私の宝物や。というのです。そして手紙が破れて怒ったてんちゃんは、風太に、

「出てって!あんたの顔なんか、もう見たない!」

と言ってしまいます。

新一兄さん、やはりいい人すぎる(T_T)

新一兄さんは、研究室で論文を書いていました。咳が出て苦しそうですが、人のためになることをしているほうが気が楽だというのです。

これ、若くして病気療養している人の実感ですね。

新一さんはてんに言います。

藤岡屋はこれから大きな転換期を迎える
伊能製薬との提携も確かにしたほうがいいが、せんでもやれる考えがココにあるということや」

そして、お前は好きに生きたらええと言います。
お兄さんは、風太が何年も伝書鳩のように手紙を運んでいたことも、てんが手紙のことで風太とケンカしたことも知っていたのでした。

てんの両親が気づかないことを、なぜ新一兄さんは気づいていたのか?
それには、病気で寝ている人特有の繊細さでもあるように思います。病気で寝ていると、あれこれと思い巡らす時間がいやほどありますから。

新一兄さんは寝ながら、この家の将来のこと、大きな転換期を迎えることについて真剣に考えて、論文に書こうとしているに違いないです。

傷心の風太は池で石を投げていた

てんにもおトキさんにも無視された風太は、池に石を投げていました。

藤岡屋から近い池で風景が似ているのは…
二条城の南側にある「神泉苑」かな?と、わたしの妄想ですけど(^^)。
神泉苑はここです。

風太は辛いときには、ここへ来て石を投げるのです。そのことをてんちゃんは知っており、風太の所にやってきました。

このシーンで、初めて風太の過去が語られました。

  • 風太は7歳のとき藤岡屋に来た
  • 礼儀作法のためと言うが、本当はただの口減らし
  • てんは家中に「うちの弟え。この家の家族や」と風太を紹介してまわった
  • 俺、3つも年上やぞ…なんで弟やねん

そうだったのですね!
藤岡屋は、子だくさんの貧しい親戚に頼まれて、風太を受け入れたようです。

風太は最初、ひねくれていました。お父さんに反抗していました。
てんはそんな風太を、笑って饅頭を半分こしてくれた。本当の家族だと思って大事にしてくれたのでした。

「今日はこれくらいで勘弁しといたるわ」

てんは風太に、ひどいことを言ってしまったことを詫び、
「堪忍な、怒ったりして」
「うちにとっては、風太も大切な宝物や」

と明るくいいます。

風太は、泣き顔を見られないように後ろを向きながら
しゃあないな。今日はこれくらいで勘弁しといたるわ

と、決めセリフを言うのでした。
風太の、てんへの思いが伝わってきます。

ちなみに、このセリフは、吉本新喜劇で池乃めだかさんが言うやつです。

ケンカして一方的にボコボコにやられる池乃めだかさん。手も足もでません。
しかし相手が立ち去ったあと、そろそろ立ち上がりながらいかにも自分が手加減してやったかのように、絶妙の間合いで言うセリフです。

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あとがき

お父さんに続いて、風太もなかなか、深みのあるところを見せてきましたよ(^^)。

風太は、家族同然に自分を受け入れてくれたてんがずっと好きで、てんの幸せを願う男なのですね。だから伝書鳩のように藤吉の手紙を運んだり、その手紙を捨ててしまおうとしたりするのです。一途な風太、いじらしいです。

いっぽう藤吉のほうは、まだ全然、魅力が見えません。いまのところ、ただの大ほら吹き・嘘つきのはぐれ者です。藤吉の人間性が描かれるのは、まだ先のようですね。

伊能製薬の次男は…、確かに写真では顔よし家よし頭よし!で素敵ですけど、実物はどうかな~?!

そこに火事の話が衝撃。神戸の倉庫が全焼だというのです…

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