わろてんか 2/27(火) 『新世界芸能』がリリコ・シローたち芸人に移籍話を持ちかける

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

 ダイジェスト

てん(葵わかな)と風太(濱田岳)は、リリコ(広瀬アリス)と四郎(松尾諭)が他社に引き抜かれそうだと、亀井(内場勝則)から報告を受けて二人を問い詰めるが、北村を裏切るつもりは全くないと聞いてホッとする。25周年パーティーの責任者となった隼也(成田凌)は、お目付け役の万丈目(藤井隆)に企画の相談をするが、なによりもまず芸事を理解することが一番と言われ、なぜかうしろ面の特訓をする羽目になる。

以上、yahoo!テレビより引用

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  『新世界芸能』がリリコ・シローたち芸人に移籍話を持ちかける

※ここから先は個人的な感想です。

もうすこし『愉快な話題』を丁寧に見せて欲しい。
ドラマ製作陣は、こんな不愉快な話題でわたしたち視聴者は楽しい・笑えると思ってるのだろうか?

これでは、せっかくの亀井さん・万丈目さんのギャグが楽しめないです…。

同業者をはなっから敵視するとは

リリコシローに移籍話を持ちかけた『新世界芸能』は、風太によると「最近、東京で幅を効かせてる会社」だそうです。引き抜きや…と苦々しい顔の風大は、リリコたちを問い詰めます。

白状せえ!
いくらもろたんや!

…なんかもう、情けなくなってしまったわ。北村と新世界。同業者なんだから、もっとお互いの業務や経営に興味があって当然なんじゃないでしょうか。

北村笑店と新世界芸能、成り立ちも取り扱う芸能の種類も、それぞれ特色があると思うんです。大阪と東京だからお笑い風土も違うでしょう、たとえば大阪の寄席は漫才優勢だけど東京は落語中心とかね。所属する芸人さんたちの気質もきっと違うでしょう。

そんな同業者に初めて近づくのなら、もっと相手に敬意を払うものではないですか?

同じような問題や困難を抱えているであろう同業者同志なんだから、もっと助け合う気持ちがあってもいいでしょう? 関東大震災のときには、東京の芸人を多数北村笑店に招聘したという話もありましたし。

人を動かすのは、お金と義理だけ?

風太は、新世界芸能をはなっから敵視したうえ、移籍話を持ちかけられたリリコシローに

白状せえ!
いくらもろたんや!

と詰め寄り。

自分の会社の看板芸人でしょう?まずはゆっくり、話を聞いたらどうなの?
「白状せえ」と、まるでリリコたちが盗みでも働いたかのよう。芸人を大事にしていると連呼するわりには、信頼関係のかけらもないですね。

リリコも「世話になった北村を裏切るわけないやろ」って…義理人情の問題なのか?
人間が行動を起こす動機は「お金」と「義理」だけなのか?

そして風太は、リリコたち以外の芸人に対し移籍話に乗らないよう厳しく「監視」。
会話ではなく「監視」

このドラマ、安易なだけではない

わたしは、できるだけ先入観なしにドラマを見るようにしています。俳優さんにも制作スタッフにも、無名・有名にかかわらず、その時々のその作品を自分が見て判断したい。他の作品はまた、まっさらな気持ちで見るし「ひいき」や「アンチ」もしないつもりです。

『わろてんか』の脚本を書いた吉田智子さんという方についても同じ。何の先入観も持っていませんし、好きでもキライでもありません。

その上で言わせていただくと、わたしは『わろてんか』の脚本はイヤです。描き方が表面的で安易に過ぎるだけではなく、題材の選択や切り取り方が嫌なのです。もうすこし、ものごとの美しく楽しい面を切り取って見せたらどうなのでしょう。

仮に、二人のアスリートがいたとしましょう。二人はいつも大きな大会で競うライバル。この二人が

①全力で戦いお互いの健闘を称える姿
②お互いを敵視し、金を出して八百長を持ちかける姿

どちらを見たいですか?

脚本は、脚本家さんの頭の中にある、大きな物語世界の『氷山の一角』が切り取られてできたものだと思うのです。その断片が「同業者は敵」「人の動機は義理と金」を表現してるんだから、脚本家さんの思考がそうなんだと思う。これまでも「誰がいくらお金を出したか」に不自然なほどこだわっていたのも、うなずけます。

NHK朝ドラマ考 わろてんか 放映前③

…前回からの続きです。

『わろてんか』の脚本家、吉田智子さんのインタビューがドラマ開始前に掲載されていました。これです。

人生には笑いが必要だ!連続テレビ小説 第97作『わろてんか』は明治から昭和初期の...

上記URLから引用:

今回の企画は、チーフプロデューサーの後藤さんとチーフ演出の本木さんが数多くの企画の中から提案してくださったものです。今の時代にこそ“笑い”は必要だというテーマはとてもおもしろいと思ったし、興奮もしました。

ただ、今の“笑い”は知っていても、昔の“笑い”を知らない自分に書けるだろうか?また、東京出身の私が大阪の笑いを本当に理解できるのか?という一抹の不安もありました。
そのことを正直に申し上げると「僕らがついているから」と言ってくださいました。お二人は子どものころから落語が大好きで、笑いにとても詳しいのです。しかも、後藤さんは大阪出身なので頼もしい限りです。私がナチュラルなスタンスで自分がいいと思うドラマや笑いを書き、そこに笑いや大阪のエッセンスを振りかけてくれます。それは、“笑い”の塩コショウだったり、七味だったりします(笑)。そしてその味付けも、関西風だったり、関東風だったり、じつにさまざまです。

ひよっこの脚本家・岡田さんは、自分の書いた脚本のキャストを自分で決めるほど権限があったけど、吉田智子さんは、プロデューサーに題材を示してもらって脚本を書いたというのです。

うーん。『大阪人でもなくお笑いに詳しいわけでもない脚本家がプロデューサーに頼まれて書いた』お話となると、あまり期待できないな。と正直わたしはそう思いました。

ちょっとだけ吉本新喜劇っぽいテイストを取り入れました~てな感じはあるかもしれない。でも、このドラマがコメディでも、たぶん大阪のお笑いではないだろうなと。主演俳優さんたちのほとんど全員が関西出身ですらないことも、その予感を強くさせました。

でもそれでもいい。しっかりしたストーリーがあって普通に楽しめるものであれば、それでいいと思っていました。

なぜなら、ひよっこが崩壊してストーリーも何もあったもんではない状態だったから。
だからギャグがすべっても大笑いできなくても物語がちゃんとあれば良い。と、かなりハードルを下げて次作への期待を繋いでいたのでした。

…続きます。

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