わろてんか 1/10(水) 志乃は伊能栞の実母。栞には母に売られたという思いがあった

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

 ダイジェスト

栞は志乃の顔を見て顔色を変えたが、志乃は初めて出会った人だと思っているようだ。
キースと志乃はしばらく長屋に滞在することになった。医者の話では、志乃は頭を打って一時的に記憶を失っているという。

しかし志乃は明るく床から起き上がり、リハビリのためにも寄席の手伝いをすることになった。キースは震災でショックを受けており、とても人を笑わせる気にならないという。

ある日、藤岡屋のりんが関東への救援物資を持ってきてくれた。
藤岡屋は大阪にも支店を出し繁盛しているようだ。

伊能栞も北村笑店を訪れたが、志乃と間近で顔を合わせた栞は動揺を隠せなかった。
志乃は栞を見て『あんた、青っちろい顔してるねえ。ちゃんとご飯食べてんのかい』という。

藤吉に問い詰められて、栞はついに、志乃が自分の実母であると打ち明けた。妾の子として東京で育ち中学生のとき伊能家に引き取られた栞には『僕は母に売られた』という思いがあるのだった。

栞を自分の息子だとは思わない志乃。
東京弁で話す青白い顔をした青年に食べさせようと東京風の卵焼きとおにぎりを作ってきた志乃だが、栞はそれには手をつけず立ち去った。

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志乃は伊能栞の実母。栞には母に売られたという思いがあった

※ここから先は個人的な感想です。

伊能栞さん。リリコやてんを相手に茶番をやっているときは、バカバカしく都合の良い男でしかなくて残念でした。実のお母さんとの対面で、やっと高橋一生さんの演技力も生きてくるというもの。

伊能栞の母への想い

栞さんは、いちどだけ自分の生まれ育ちについて語ったことがありました。

ダイジェスト 風鳥亭(ふうちょうてい)の経営は困難となり、これでは藤岡屋からの借金が返せない。てんはまた針仕事を始めた。 藤吉は...

そのときの話では…

  • 栞は伊能家の東京の妾の子
  • 中学のとき本家に引き取られ、それ以来、実のお母さんとは合っていない
  • 実のお母さんは活動写真が好きだった

ということでしたが、さらに栞さんは『あの人は僕をお金で売ったんだ』と言うのですね。栞さんが実家に引き取られたとき、お母さんは多額の手切れ金をふんだくって、その後音沙汰も無かったと。

実際のところ、お母さんは『もう息子とは会わない」約束で、手切れ金をもらったのかも知れないですよ。本家にとって芸者の妾の存在など知られたくないでしょうし。

でも子供の栞さんにしてみれば、捨てられた・売られたと感じても仕方がない。
栞さんは、お母さんを恨むことで寂しい境遇を耐えてきたのかも知れないな。

高橋一生さん。演技力の差。

しかし、さすが高橋一生さん。
複雑な生い立ちの中で長い時間をかけて作られた栞の人間性を、ほんの短い細切れシーンを通して、ちゃんと見せてくれるんですよね。

藤吉はこうはいかなかった。北村家のシーンはかなりの時間を割かれたのに、母との確執も父への思いも、伝わって来ませんでした。てんにいたってはさらにひどく、駆け落ち・勘当、父の死にいたるまで、ほとんど何の感情も感慨もなかった。

ひとえに『演技力の差』としかいいようがない。

せっかく栞さんがお母さんへの思いを語っているのに、カメラは栞さんが一言話すたびにチラチラと藤吉とてんの顔のアップに切り替え。なんであんな事をするんでしょうか?いちいち興ざめです。止めて欲しくてイライラしましたよ。

関東大震災を題材にしないで欲しかった

今週は、伊能栞さんと実母の再会がテーマ。関東大震災の描き方は『お粗末』のひとこと。

風太が何の苦もなく浅草に到着し、キースのいる所にやってきた。ここまではなんとか我慢できますが『おかしな大阪弁をしゃべる奴いませんか~』とおちゃらける風太には神経を逆なでされました。震災後のこんな状況で…吉本新喜劇でもこんな事はしませんよ。

急に救援物資の運送拠点になった風鳥亭ですが、これまで寄席経営しかしてないし物流なんて素人でしょう?キースが東京にいたというだけで休業してまでボランティアですか。

伊能栞のほうが物流は得意なはずなのに、わざわざ北村笑店に輸送を頼みにきた、それは実母と対面させるためのドラマのご都合。

結局、関東大震災は、伊能栞と実母を会わせるための設定でしかない。災害をそんなご都合のために使うなど、NHKの良識を疑います。さらに言えば、安易きわまる『記憶喪失』もやめてほしい。

藤岡りんのキツイひとこと

救援物資を送るときだけ、藤岡りんが登場したのもおかしい。

藤岡屋については謎ばかりです。風太もトキも、家族同然だった使用人がなぜ辞めたのか。てんの祖母ハツさんにいたっては、りんのセリフにすら出てこない。消息不明。

きわめつけは、『藤岡屋をしっかりやってくれて、ありがとうな』てんの脳天気な言葉に返したりんのセリフ。

『姉さんが、駆け落ちしてくれたおかげやわ』

うわーっ。なんという…キツイひとこと。
京都人特有のチクリと刺すイヤミ?でも、ニコニコ・アハハと裏はなさそうな姉妹たち。

恩を仇で返すような駆け落ちをしたてんは、父の死も知らされず墓参りもしない。先の大奥さんの消息も不明。家族同然の使用人も次々にいなくなった。そんな薄気味悪い藤岡屋のりんが突然大阪にやってきて、家を捨てた姉に笑いながらこんなことを言うなんて…ものすごい怖いわ。

『わろてんか』の脚本家さん、隼也の『鉄砲玉』といい、言葉の選び方がちょっと普通でないと思います。

あとがき

良い所があまりないドラマですが、小道具はいいですね。志乃さんの作った卵焼きとおにぎりは美味しそう。

わたしは卵焼きに関しては東京風のほうが好き。京都風のだし巻きは、おいしいおだしたっぷりで、それはええんやけど澱粉がちょっと入ってるのがイヤやわ。東京風のしっかり焼いた厚手の卵焼き、にぎり寿司で…ああ食べたくなってきた。

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『わろてんか 1/10(水) 志乃は伊能栞の実母。栞には母に売られたという思いがあった』へのコメント

  1. 名前:コスモス 投稿日:2018/01/10(水) 20:15:01 ID:15617e64f 返信

    おっしゃる通りです。藤吉とてんはいったい何なんですか。栞さんが、それこそ重大な告白をしているのに、何の感情も伝わってこない。栞さんの今までの心痛を知って、それこそ友人としていたわる心とか精一杯の愛情を示すべきところなのに、「へーっ。」みたいな自分達とは関わりないみたいな冷たい態度。脚本が悪いのか、演技がへたくそすぎるのか。栞さんがあまりにもかわいそうです。

  2. 名前:simizuy 投稿日:2018/01/10(水) 21:13:26 ID:57787e9a9 返信

    そうですね。無表情でしたね…よくあれでOK出すなぁと思いました。

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