越路吹雪物語(最終話) やりたいことはみんなやり、この世に何の悔いもなし

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

ダイジェスト

 手術から1カ月足らずで、美保子(大地真央)は退院。静養を兼ねて夫・内藤法美(吉田栄作)らと共に長野の別荘に出かける。だが、ほどなくまた胃の痛みを訴え、再入院することになった。
闘病が続く中、美保子は突然、「やりたいことはみんなやってきたから、この世に悔いはない」と時子(市毛良枝)に告げて…。

引用:http://www.tv-asahi.co.jp/koshiji/story/0010/

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やりたいことはみんなやり、この世に何の悔いもなし

※ここから先は個人的な感想です。

コーちゃんの病状は本人には隠されていました。でもコーちゃんは、この先自分の身に起こることを、なんとなく分かってるのかも知れない。

「たくさん恋もしたし、外国にも何度も行ったし。やりたいことはみんなやってきたから、この世に何の悔いも残らないわ」と。

時子が号泣したのは最初で最後かも

コーちゃんの言葉を、静かに聞いていた時子。
一人になってコーちゃんの好きなコスモスの花を見た途端、時子は泣き崩れました。

わかります。こんなふうに、悲しみの波は突然襲ってくるんです。

これまでは、コーちゃんが逝ってしまうことを頭でわかっていても、実感はないし信じたくないからあまり突き詰めなかった。でもいま、時子に実感がドッと来たんだろうね。

もの静かで冷静な時子がここまで激しく泣いたのは、最初で最後ではないでしょうか。お父さんが亡くなったとき、時子はほとんど取り乱すことなく静かに受け止めていました。お母さんのときも、こんなに激してなかったと思う。

望むことはすべてさせてあげたい

つねみさんは、コーちゃんが煙草を吸いたいといえば吸わせてあげます。
望むことはすべてさせてあげたいと。

わたしもそう思います。

「体に悪いのに」「間違っている」って時子はいいますけど、もう良いも悪いもないですよ。好きなことを我慢する必要も、辛い治療を耐える必要も、何もないです。

この世を去りかけている人が自分の体を使ってやりたい事があれば、わたしは全部やらせてあげたいです。したいことを全部やって、痛い思いや苦しい思いはできるだけしないで、心安らかに旅立って欲しい。

コーちゃん、点滴や腹水の針が痛々しいですけど、本人は見た目ほどは苦しんでないと思いたい。

死ぬ瞬間って、たぶんこんな感じ

コーちゃんがこの世を去る瞬間、ドアを開けたらそこは舞台。
お客さんの大きな拍手が聞こえます。
ライトを浴びて、アカペラで「愛の賛歌」を歌うコーちゃん。
素晴らしく明るい光の中、感動でいっぱいです。

同時に、こっち側の世界では暗い病室で内藤さんが泣いている。

このドラマの演出家さん、素晴らしいです。
わたしは、死ぬ瞬間って本当にこんな感じじゃないかと思ってます。ものすごい眩しい光に包まれて感動にあふれるんだろうな。

なぜそう思うの?と聞かれると困るんですが、チベット死者の書を読んだり、レイキの先生の話を聞いたり、臨死体験を読んだりして、そう思うようになりました。本当のところは自分が体験しないとわかりませんが。

あとがき

「越路吹雪の一生を、岩谷時子との友情を中心に描く」というシンプルなコンセプトのこのドラマ。淡々として地味といえば地味でしたが、とても好感を持って見れました。

登場人物みんなに、ちゃんと愛がありましたね。
わたしのお気に入りは、木南晴夏さんの岩谷時子。賢くて控えめでおとなしくて面白い時子が大好きでした。

スタッフ&キャストのみなさん、お疲れ様でした。ありがとう。
ここまで読んでくださった皆さんも、ありがとうございました。

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