越路吹雪物語(41) 八重子の夫・尾崎が楽屋を訪ねて来てくれた

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

ダイジェスト

リサイタルは無事に終了した。

コーちゃんの楽屋の前には記者たちが詰めかけていた。越路吹雪と内藤法美の熱愛が噂になっていたのだ。コーちゃんは『噂はウソです。ただの音楽仲間です』と記者たちに宣言しようと立ち上がる。

その時、越路吹雪のファンだという人が楽屋を訪ねてきた。差し出された一枚のハンカチにはコスモスの刺繍に越路吹雪のサイン。それは、宝塚時代のコーちゃんが満州に旅立つ片桐八重子に渡したものだった。

ファンだというその人は尾崎敏夫、八重子の夫だった。
尾崎は、八重子に越路吹雪の歌を聞かせてやりたくてリサイタルに来たのだ。

八重子は、コーちゃんに貰ったハンカチと切符を宝物だといって大切にしており、一緒に越路吹雪の歌を聴きに行きましょうねとずっと言っていたという。尾崎の話を聞いたコーちゃんは、八重子は幸せな結婚生活を送ったのだと確信する。

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八重子の夫・尾崎が楽屋を訪ねて来てくれた

※ここから先は個人的な感想です。

八重ちゃんのハンカチだ!

コーちゃんのスタッフが、『これファンの人からコーちゃんにって』と手渡したのは一枚のハンカチ。そこにはコスモスの刺繍と、越路吹雪のサインが!このハンカチを持っているのは世界に唯一人、片桐八重子しかいません。

その昔、満州に嫁に行くことを報告しに宝塚音楽学校を訪ねて来てくれた八重子。そのときコーちゃんが八重子に渡したのが、そのハンカチ。

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ファンの人というのは、八重子の夫の尾崎敏夫さんでした。八重ちゃんの旦那さんにしては老けてるな、と一瞬思いましたけど、八重ちゃんが亡くなってから14年が経ったんですもんね。亡くなった人は歳をとらないからね。

コーちゃんの手紙は、八重ちゃんと一緒に海に

「八重子は顔も知らないわたしと結婚するのは不安だったろうに、一生懸命よくやってくれました。しばらくしてから、本当はイヤで嫌で泣いたと聞きました」

尾崎さんが良い人で良かった(;_;)
小さいときから働いて働いて、学校にも行けなかった八重ちゃんだったから、最後の何年間くらいは幸せでいてほしかったんです。旦那さんがいい人で良かった。満州での生活が幸せで良かった。

八重ちゃんは、コーちゃんからもらった宝塚行きの切符と手紙を宝物だといってずっと持っていたそうです。切符はコーちゃんに返されましたが、手紙はもうないと。

手紙は、八重ちゃんを海に葬るときに懐に入れたと…。

八重ちゃんは日本に向かう船の中で亡くなった。お葬式はどうしたのか気になっていたけど…日本に帰ってから荼毘に付す訳にはいかず、船から水葬にしたんですね。葬式らしいことはできたのでしょうか。お経を読んでくれる坊さんは居たのでしょうか。2人の娘さんたちは辛かっただろうなぁ。

…ああ。やっぱり戦争は絶対にイヤだ。

楽曲リスト

ビギン・ザ・ビギン

あとがき

久しぶりに八重ちゃんのことを思い出して涙が出ました。

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