越路吹雪物語(36) わたしの歌はお茶漬けのようだというコーちゃんは、内藤法美(ないとうつねみ)のピアノに惚れ込む

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

ダイジェスト

スペインから帰ったコーちゃんは、自分の歌はお茶漬けのようだということに気がついたという。サラサラと美味しいが何かが足りないという。

半年後のある日、コーちゃんは、内藤法美(ないとうつねみ)の弾くピアノの音に心を引かれた。東京キューバンボーイズのピアニスト兼編曲家の内藤とコーちゃんは、何度か同じステージで会ったことがあり顔見知りだったが、初めて内藤のピアノだけを聴いたコーちゃんは感激し、あの音が欲しいと強く思った。

コーちゃんは、内藤に編曲をお願いするが断られてしまう。
内藤はシャンソンには興味がないというのだ。

でもコーちゃんは諦めなかった。
手紙を書いては内藤に渡し、なんども何度も説得をし続けた。

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わたしの歌はお茶漬けのようだというコーちゃんは、内藤法美(ないとうつねみ)のピアノに惚れ込む

※ここから先は個人的な感想です。

シャンソンにラテン系の人を引き入れるの?

内藤さんの所属する東京キューバンボーイズといえば、マンボやルンバなどラテン音楽を演奏するバンド。強いキューバの日差しに負けない明るく熱いラテン系の音楽に比べたら、シャンソンはそりゃ暗いでしょうね。寒くて陰鬱なパリの空みたいなシャンソン(※個人の感想です(笑))とは、正反対ですもんね。

それに、シャンソンは歌手が自分の言葉で自分の世界を表現するものだと言う気がする。ラテンはマンボやルンバなどのダンス音楽でもあるし、ミュージシャンの演奏重視。東京キューバンボーイズはビックバンド。そんな人を、コーちゃんはどうして引き入れたくなったんだろう?

コーちゃんが旅してきたスペインもラテン系だから、内藤さんのピアノに何か似通ったものを感じたのでしょうか?

そのあたりがどうも、わかりません。コーちゃんは「このパッションとパワーが欲しい」というんだけど、ラテンのパワーとシャンソンは相容れるんだろうか?

『もともと繊細なところのある美保子』笑っちゃいました

リサイタルの開演前。楽屋で極度に緊張するコーちゃん。何本もタバコを吸って落ち着かず、怖くて震えてます。

このとき、ナレーターの真矢みきさんが『もともと繊細なところのある美保子は』なんて言うものだから笑ってしまいました。

だって、コーちゃんの繊細の姿なんか見たことないですよ!

うどんはいつもおかわり。好きなのはとんかつ定食。人見知りせず、先輩や先生たちも、食堂のおばちゃんたちにも、みんな対等に挨拶し明るくおしゃべり。時子の母をお母ちゃんと呼び、しょっちゅうご飯を食べさせてもらったり。タカちゃんの部屋に入り浸ったり、遠慮ということをしない子。

宝塚の本番前でも全然緊張しなかった。オカジやツメが緊張しててもコーちゃんは全然平気だった。

クヨクヨするのは恋愛に関してだけ。少々おバカでガラッパチではないかと思うくらい、コーちゃんは明るく神経の図太い子でしたよ。

なのに、どうして急にお客さまが怖くなったんだろう?
もともと繊細なところって、どこだったのだろう?

あとがき

わたしが時々見る夢のお話です。

わたしは舞台女優で、開演を待っています。舞台の袖から客席を見ると、お客さんは満員。なぜかそこは小学校の体育館なんですが(笑)

開演のブザーが鳴りました。突然わたしは、セリフを何も覚えていないことに気がつきます。セリフだけじゃなく、演目は何?どんな物語?全部知らなかったことに気がつきます。でもブザーは鳴りおわり、わたしは舞台にでなければならない。

ああ、どうしよう!!

いつもここで目が覚め、心からホッとします。
ああ良かった…夢だった…。

ほんとうに怖いです、あの瞬間は(笑)

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