越路吹雪物語(35) 失恋を乗り越えて活躍するコーちゃんだが、突然スペインに行くという

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

ダイジェスト

コーちゃんと真木小太郎との恋は突然終わった。

真木は、息子・壮一郎にはまだ亡くなった母の思い出が必要だと感じ、コーちゃんと今結婚する訳にはいかないというのだ。二人は、別れてもこれからも一緒に仕事をする仲間でいようと約束する。コーちゃんは時子の家に泊まり、宝塚時代と同じように岩谷家のお母ちゃんのご飯を食べて元気を取り戻した。

時代の申し子のように、ミュージカル・歌・芝居に活躍を続ける越路吹雪。
リサイタルも数を重ねるごとに、観客の数が増えていった。

コーちゃんは、ステージを終えた直後に『あんなのじゃダメだ全然なってない!』と気が立っていたり、逆にぼんやりしたりと少し様子がおかしかった。でも時子には、なぜだかわからない。

ある日突然コーちゃんは『ちょっとスペインに行ってくる』という。

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失恋を乗り越えて活躍するコーちゃんだが、突然スペインに行くという

※ここから先は個人的な感想です。

すっと仕事仲間でいるほうがいいよ

コーちゃんは真木さんと別れて泣いていたけど、恋だの愛だのより お互いを尊敬しあう仕事仲間のほうがずっといい。とわたしは思います。

恋やら愛やらはねぇ…うまく行っている間も不安や嫉妬がつきものだし、もし傷つけあって別れたら、二度と顔をあわせられなかったりする。

別れなかったとしても、恋愛感情などはそのうち消えてなくなるものだしね。
最後まで残るのは、子供の心で楽しく笑いあえる気持ちだったり、大人の心で尊敬し合えることだったりする。そんな相手は、ほれたはれたの相手よりずっと大切な、一生ものの宝だと思う。

そんな人に出会えて、コーちゃんは幸せだな。

コーちゃんはひとつ上の段階へ

リサイタルが終わって、ひとり楽屋でコップを噛むコーちゃん。

ダメだあんな歌じゃ。音外した。なってなかった。
こんなんじゃダメなのよ。ダメダメ!

自分の芸に満足できないコーちゃん。
時子は「ちゃんと歌えてたわよ。お客さん喜んでたわよ」と慰めるけど、気休めでしかないね。たとえ100人のお客さんが100人喜んだとしても、本人がダメだと思ったらダメなんだと思う。

だってコーちゃんは、銀行員や農婦じゃなくて芸に生きる人ですから。

コーちゃんは、ひとつずつ階段を登っているんでしょうね。
ピアフに出会ったのもそうだったし、いまはそのつぎの階段。これまで見えなかったものが見えるようになったのだろうね。お客さんよりもうすこし上位の存在と対峙するようになったんだろうね。

宝塚音楽学校時代からずっと子供っぽい印象のコーちゃんだったけど、やっと芸に生きる人らしくなってきましたよ(^^)

あとがき

瀧本美織さんのコーちゃんも、今週で見納めのようです。瀧本美織さん良かったわぁ。瀧本さん演じる、天真爛漫でマイペースで金遣いの荒いコーちゃんは、誰もが思わず助けてあげたくなるような魅力のある可愛い人でした。

瀧本さんから引き継いだあとの、大地真央さんの越路吹雪は、芸に生きる人の苦悩がもっとリアルに見えるかも知れないなと期待しています。

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