越路吹雪物語(25) コーちゃん、突然プロポーズされる

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

 ダイジェスト

大劇場を海軍に接収され『宝塚歌劇移動隊』として各地の工場や病院、農村で慰問公演をする団員たち。

ある日、コーちゃんは作家の庄司から脚本を渡された。いつか宝塚大劇場でコーちゃんに演じて欲しいと、庄司はコーちゃんのためにその脚本を書いたのだった。庄司の実家は静岡の旅館だが、姉夫婦が家を継ぐので自分は作家の仕事ができるのだという。

演出の田宮と打ち合わせする庄司。慰問公演では、どうしても歌が多めになってしまい、庄司の書いた脚本はなかなか実現できない。早く以前のように大劇場で公演したいと二人は話す。

1945年1月。神戸は米軍の空襲を受けた。
そのため歌劇団を辞めて親元に帰るものも増えてきた。しかしコーちゃんは、もうすぐ大劇場が再開できることを信じ、東京には帰らないという。

しかし一年経っても大劇場は閉鎖されたままだった。
3月10日には東京が大空襲を受け、一晩で10万人が殺されたのだ。

庄司とコーちゃんは、まもなく閉店する喫茶店『すみれ』でお茶を飲んだ。
静岡の実家に帰ることになったという庄司は「一緒に来てくれないか」と言う。突然のプロポーズだった。

 コーちゃん、突然プロポーズされる

※ここから先は個人的な感想です。

突然、庄司さんからプロポーズされるコーちゃん。二人は、まだ付き合ってもいないようだったが、実家に帰らなければならない庄司さんは真剣。この時代、みんな、思い残すことがないよう生きていたんだろうな。

東京大空襲、コーちゃんの家族は?

プロポーズの件は来週わかるからいいです。それよりも、わたしが気になるのは東京が空襲を受けたこと。

コーちゃんの実家は東京でしょう?東京都区内、特に下町のほうは壊滅状態になったはず。ご家族は無事なんでしょうか?
コーちゃん、東京が空襲を受けたことをまだ知らないのでしょうか?

東京大空襲をこれ以上リアルに描いたもの他にない、とわたしが思うのは、早乙女勝元さんの私小説『わが街角』。東京大空襲を受けた側の貴重なドキュメンタリーです。ぜひ多くの人に読んでもらいたい。

※この記事の最後に「わが街角」アマゾン商品ページのリンクを載せておきます。

ファンからの差し入れは、サンドイッチ→さつまいも

一年前には、喫茶店『すみれ』でサンドイッチを食べ紅茶を飲んでいたコーちゃんに驚いたけど、翌年(終戦の年)にはガラッと状況が変わっていました。急激に暮らしぶりが悪化したということなんでしょうね。

すみれは、閉店。うどんやも閉店。
コーちゃんファンからの差し入れはサンドイッチ→さつまいもに
普段着はモンペに。

さつまいもを見つめてウットリするコーちゃんたち。タカラジェンヌも空腹には勝てへんわね。

森ちゃんにもついに召集令状が…

森ちゃんは、衣装部の手伝いをして縫い物をしてました。
一人暮らしだということも判明!親兄弟はどこにお住まいなんだろう?

しかし、来週はついに、丙種合格の森ちゃんにも召集令状が来てしまうようです(;_;) 森ちゃんは、これで僕もお国の役に立てるとうれしく思うのだろうか?森ちゃんが不憫だ…

楽曲リスト

紅葉(もみじ)文部省唱歌 (歌:NHK東京児童合唱団)

秋の夕日に照る山もみじ 濃いも薄いも数ある中に♪
コーちゃんたちが合唱していた曲。美しい日本の秋の風景です。

あとがき

森ちゃんが心配です。コーちゃんの実家もどうなったのだろう。来週わかるはず。

早乙女勝元さんの「わが街角」はこちらです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
error: Content is protected !!