ひよっこ 9/8(金) 世津子も雑魚寝。『どこへ向かっとんのかよう解らんけど、面白いから良いっちゃな』

ダイジェスト

世津子は、鈴子・省吾に礼を言っていた。
『お父さんに起こった悲しいできごとを無しにしたい』とみね子が言ったと世津子がいったことで、鈴子と省吾も自分たちの問題に思いをはせ、「悲しいことは自分の手でなしにするしかないね」と、何かを決心する。

あかね荘の女性達は、世津子も含め全員で雑魚寝をすることになり、歯磨きをして楽しく盛り上がる。

元治は月時計でヒデと飲みながら、「俺の幸せって何よ?」と会話している。

漫画家達は、さっそく世津子を漫画に登場させていた。
『この先、どこに向かっとんのかよう解らんが、面白いけ、いいっちゃな!』という。
さらに、ヒデとみね子に何かあるのではないか、と今後の展開をほのめかす。

中華料理屋の夫妻は、ギョウザを喜んでくれた皆に感謝しつつ、何か重大な決心をしたようだ。

感想

ヤスハルはどうなったんだろう?
大変な仕事を引き受けみごとにやり遂げて帰ってきたのに、お礼も言われないなんて。

今日は、私のベスト3を選んでみました。

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今日の名演技 ベスト3

第3位 雑魚寝だよ!全員集合(和久井映見、菅野美穂、有村架純

世津子を迎え入れて全員で雑魚寝をすることにした、あかね荘の女性たち。
パジャマに着替えて歯磨きをして、合宿のよう。ほんとうに楽しそうです。

みね子にとって世津子は、行方不明の父を二年半に渡ってかくまっていた人物。
愛子にとっては、TVや映画でしか見たことのなかった初対面の女優さん。
時子にとっては、初対面の大女優であり、みね子の父の件で複雑な思い。
世津子は、キャリアも仕事も捨て事務所も辞めたあげく、見知らぬ人の中に連れてこられた。

そんなことは全部無しにして、
『ハイ皆さん、みんな仲良く楽しそうに歯磨きしてください~。』
と声がかかると、そのとおり見事に芝居ができるのですね。

あらためて、役者って芝居ってすごいなーと感心しました。
特に和久井映見さん、菅野美穂さん。

第2位 悲しいことを終わらせよう(宮本伸子、佐々木蔵之介、菅野美穂)

世津子が鈴子・省吾と会話するシーン。

『皆さん、私がイヤじゃないですか?みね子ちゃんをひどい目に遭わせた人だし』
『みね子ちゃんは、谷田部実さんに起きた悲しいことを、無しにしたいんだと言ってました』
これを聞いた鈴子・省吾親子は、自分たちの家族の問題に思いをはせ、
『悲しいことは自分たちの手で終わらせるしかないね』
と、静かに目を見交わします。

みね子のお父さんの事件について「ひどい目」「悲しいこと」「無しにしたい」という、非常にイージーなセリフの菅野美穂さん。それを受ける宮本伸子さんと佐々木蔵之介さん。

宮本さんと佐々木さんの『親子の感じ』がリアルで自然。
菅野さんは、こんなスカスカのセリフなのに『何か訳があり身を寄せた人』の風情が伝わる。

この人たちなら、たとえセリフが「あ?」「いうえ…お…」「かき!くけこ!」であったとしても、同じ品質で演じそうな気がします。

第1位 決めないか?なんとかなるさ(光石研、生田智子)

ぎょうざを振る舞ってくれた、中華料理屋の夫婦です。

この人達は、確か3,4回だけ、それもホンのちょっとだけしか登場しなかったと思います。今回は二日続けて出てこられました。

この人たちは、ひと目で伝わる『昭和感』がすごい。
生田智子さんの髪型といい、夫婦のかけあい方といい、リアルな昭和の(ドラマに出てくる)人そのもの、といった感じです。

「決めないか?いろいろ心配なのはわかるけど、ここがあるじゃないか。
なんとかなるさ」

と言ってましたから、料理店を閉めてどこかへ行ってしまうのでしょうか。

今日の名セリフ ベスト3

第3位 考えるのきらーい(元治さん)

月時計で、元治さんは突然「俺の幸せって何?」と問いかけます。
知りませんよ~自分で考えてください、といつも通りにあしらわれてしまい、『考えるのきらーい』と言ってます。考えても仕方ないもん、という顔。

親の顔は知らず、由香の口添えですずふり亭で働くようになり、俺は俺のマイペース。子供っぽくふざけて人なつっこい元治さん。どんな子供だったのかな。
元治さんの半生も描いてほしかったな。

第2位 変わったなとは言ったが、良くなったとは言ってない(早苗さん)

雑魚寝の準備をしながら、早苗さんがみね子に「みね子、最近変わったな」と言います。
みね子は自分が褒められたと思い、笑顔で「ありがとうございます」と言いましたが、早苗さんは冷静に「変わったなとは言ったが、良くなったとは言ってない」と返しました。

早苗さんの言葉で私の不快感はすこし解消されましたが、早苗さんの真意はいかに?

たぶん、『変わったのは事実だ。しかしそれについて良いだの悪いだの評価する事に私は興味がない。ただ事実あるのみ』という、いかにも早苗さんらしい思考回路なのだと思います。

もしかしたら、ドラマ制作者の言い訳をこめたセリフなのかな、と私は思いましたが…たぶん違うでしょう。

第1位 どこに向かっとるんかよう解らんようになってるけど、面白いけ、いいっちゃな(漫画家たち)

漫画家たちは、ギョウザが終わるとさっそく、世津子さんを漫画に登場させました。
そして「どこに向かっとるのかよう解らんことになっとるけど、面白いけ、いいっちゃな!」と言い合います。

『どこに向かっとるのかよう解らん』とは、彼らの描く漫画のことを言っているのですが、同時に、このドラマのことでもあります。

『どこに向かってるのか良く解らないけど、面白いから良いよね』というセリフ。
これはあきらかに、ドラマ制作者から直接、視聴者にメッセージ送ってきてますね。

こういう制作手法?を何と呼ぶのか、私は知らないのですが、

視聴者目線をあえて入れる。舞台裏の事情も見せつつ、視聴者と一体になって楽しみ盛り上げる。視聴者はドラマは絵空事だと解りきっており、制作者は視聴者と勝負するつもりでモノを作るのではなく、一緒に楽しく育てていきましょう。という、そういうスタンス。近年の傾向ですかね。今後ますますそうなっていくのかも。

さて、今回のこの漫画家さんのセリフ、面白くていいね!と思うか思わないか。
皆さんはどうでしょうか。

私は、NOです。
行き詰まったあげくの甘えですか?

(『あまちゃん』も視聴者が盛り上げていましたが、制作者の言い訳はなかったと思う。荒唐無稽なストーリーでも本当に面白かった)

私は、架空の物語であることを忘れるほど引き込まれるドラマが見たいのですが、無理ですか?NHK朝ドラマでも「カーネーション」「あまちゃん」「あさが来た」などがありましたし、HHKなんですから…できると信じたい。

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