ひよっこ 9/30(土) 最終回、残念。ほめて終わりたかったが…

最終回は、役者さんと制作チームが、気持ちが高ぶった状態で作ったような印象でした。冷静にチェックする人はいたのだろうか?

『ひよっこ』はこれで終わりですから、最終回は、ほめて終わりたいと思っていましたが無理です…。このブログは『正直に書く』ことをモットーにしてきましたので、最後まで正直に書きたいと思います。

『ひよっこ』の最終回を楽しく視聴された方は、ここから先は読まずに、ページを閉じられたほうが良いかもしれないです。

ダイジェスト

谷田部家の幸せ

谷田部家のみんなはTV出演を終えてすずふり亭に到着し、鈴子と省吾が暖かく迎えた。
みね子も制服に着替え、ホールを担当した。

あいさつもそこそこにテーブルについた一同は、ハヤシライスを食べて「うめえ!」と口々に叫ぶ。立ったまま見守る鈴子、省吾・愛子とコックたち。

ヒデとみね子は突然立ち上がり、全員の前で結婚宣言をする。
茂と実は、驚きながらも2人を祝福した。
悲しみに幸せが勝った!最高だ!と叫ぶ宗男。

急に実は、すずふり亭に重箱を預けていたことを思い出した。
断片的にだが、思い出したという。
うれし泣きする美代子と鈴子。拍手する省吾たち。

カーテンコール

  • ヒデとみね子は、すずふり亭の一家に見守られながら結婚届を出した。
  • 谷田部家の一家は、花の栽培と米作りに励む。
  • 世津子と富さんは、あかね荘に住む予定の豊子・澄子に指導。
  • 漫画家たちは、やっと漫画が終了し抱き合って喜ぶ。
  • 柏木堂の親子と中華料理屋の親子は、手を繋いで輪になる。
  • 邦子と由香は、月時計でシェイカーを振っている。
  • すずふり亭の牧野家は、家族写真を撮った。
  • 奥茨城の高校の先生があかね荘にやってきて、三男・時子・みね子と再会。
  • 三男と米子(さおり)は結婚することになり、角谷家への挨拶もすませた。
  • 幼なじみ3人は、これからも頑張っぺ!
  • みんな一緒に頑張っぺ!

感想

唖然としているうちにバタバタと終わった最終回でした。
最初の10分間で「谷田部家の幸せ」、残り5分で「カーテンコール」。

カーテンコールは、これまでのエピソードの断片を並べて見せるだけでもいいですが、前半の10分は、まだドラマが終わっていないのです。最終回なので、大事な締め括りのはずでしたが…

挨拶もそこそこに席に着く、谷田部家。
これまで、美代子は1回だけ、実は2回すずふり亭に来たことがありますが、どれも数年前のこと。その間、谷田部家に起こったことを考えれば、あいさつや近況報告でしばらくしんみりと話し込むのが普通だと思います。
しかし一家は挨拶もそこそこにさっさと席に着き、すずふり亭の人々も、3日前に会ったような顔で迎え入れます。まずここで違和感。

ハヤシライスを食べて「うめえ~」。立ったまま見ているすずふり亭従業員
全員で一斉に「いただきます!」そしてハヤシライスを食べて口々に「うめえ~」。わざとらしい…もう少し他の表現はないの?

すずふり亭の従業員は、周囲に立ったまま谷田部家の喜びようを見ています。何もしないでずーっと。監視されているような居心地の悪さです。

ハヤシライスを食べ終わらないうちに、愛子を紹介
省吾さんは、食事中の谷田部家にいきなり愛子さんを紹介し、美代子は食事を中断して立ち上がり、愛子にあいさつします。なんで食事中のお客さんに席を立たせる?あわてて紹介する必要はどこにある?

みね子とヒデが全員の前で結婚宣言し、父と祖父が3秒後に「おめでとう」
実さんは驚いた様子で、茂さんは少し怒った顔でした。たぶん初めて聞いた話なのでしょう。しかし3秒後には「おめでとう、よろしくお願いします」と言うしかなく…衆人の中で宣言されてしまい、許すしかなくなったようです。ヒデの顔つきはやっぱり怪しいし、卑怯にも見えます。まず奥茨城へいって谷田部家にあいさつすべきでした。

立ち上がって宗男が叫ぶ
宗男が立ち上がって感激で叫びます
「勝ったよ!悲しみに幸せが勝った」「最高だよ!人間は強いどー!どうだ~」

わたしの不快感はここで最大。
「不快」以外の何ものでもなく、画面から眼をそらしました。

感極まった拍手が起こる
感極まって拍手を始める、という演出。今回は省吾さんがやりました。
2,3日前にも出てきましたけれども、わたしはこの演出が不快なのです。理由は自分でもハッキリ分かりません。ウソっぽい感動シーンをセリフで表現しきれなくなった時に出すワザのように感じ、その姑息さがいやなのかも知れない。

急に重箱のことを思い出す実
実は唐突に重箱のことを思い出し、喜びかけたみんなに言い訳します。「全部思い出したわけじゃなくて、そんな気がしただけ」茂じいちゃんは「いいんだ、それで。ゆっくりでいいんだ」と。記憶喪失の当事者が「全部思い出した訳じゃない」などと説明するのは痛々しいです。増田ナレーターに言わせておいたほうがまし。美代子と鈴子が泣いているのも、白けてしまった。

むなしい

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あとがき

以上、モットーに従って正直に感想を書きましたけれども、むなしい作業でした(笑)。
Bs7:30の放映では、ラストシーンが終わると即座に『わろてんか』の予告が流れて、ひよっこの余韻は一瞬で消えました。あえてそういう編集にしたのでしょうか?

役者さんは、最初から最後まで、良かったです。
記憶喪失と世津子の件を除けば、ストーリーも悪いとは思いませんでした。
わたしは少女漫画好きですし、ドタバタのコメディも好きです。

どんなテイストでもストーリーでも、いいのです。
手抜きしないで丁寧に作られたのだったら、よかった。ただそれだけ。

ひよっこは、前半とは別のドラマとして終わりました。
後半になって「手抜き」感が目立つようになり、どんどん様相が変わっていったのは、制作の途中で何か大きな問題が起こったのだろうと想像します。

制作チームの皆さんは当事者だから分かっていると思う。彼らがこの作品をどう評価しているのか、わたしは働く大人のひとりとして知りたいです。絶賛ばかりするマスコミとは違うレベルの思いがあると思うのですよね。

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