ひよっこ 9/22(金) 省吾が初めて愛子と会話。やっと和久井映見さんの芝居を見た

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思いがけず、お互いに告白しあう形になったみね子とヒデ。
2人は、バラの花いっぱいの公園で幸せな時間を過ごした。

愛子はひとり、あかね荘の裏庭で空を見上げていた。
シェフの省吾が帰宅して愛子と言葉を交わす。2人がまともに会話したのは初めてだ。
中に入ってコーヒーを飲もうと省吾が誘い、2人はすずふり亭に入っていった。

そのとき由香がやってきて店内の様子をうかがっていると、みね子・鈴子・早苗・世津子も偶然集まってきた。愛子と省吾の話を聞こうと、こっそりとすずふり亭の厨房に忍び込む5人。

愛子は省吾に、自分の婚約者のことを話し始めた。
愛子は、戦争で失った婚約者がずっと今でも好きで、いまもその表情が忘れられないと言う。

愛子の話にずっと耳を傾けていた省吾は、何かを言おうとした。

感想

省吾と愛子は、まともに会話するのは今回が初めてだったんですね!

そういえば愛子は、初めてあったとき省吾に『何も言わないで!憧れのスターを見る気持ちなんです』と、言論を封じ込めていたことを思い出しました。自分の憧れを壊されたくないからですね。省吾は、そんな愛子さんの勝手な言いつけを守り、これまで話しかけることはなかったようです。従順な人だ…

今回は、やっと和久井映見さんの芝居を見れた!
これが和久井映見さんなんだ!とうれしいです。

愛子の婚約者

愛子は省吾に、自分の婚約者のことを語りました。

…私には婚約者がいました。工場で一緒だった人です。
その人のことがずっと好き、今も大好きです。

彼が戦争に召集されたとき、わたしは『嫁にしてください。妻になってあなたの帰りを待ちます』と言いました。でも絶対にダメだと言われたのです。

『自分はたぶん帰ってこれない。君を未亡人にするつもりはない。自分が帰ってこなかったら誰かと幸せになってくれ。必ず君は幸せになれよ』

私は『分かりました』と答えました。
彼は一瞬だけ悲しそうな寂しそうな顔をした。私はその表情がいまでも忘れられません。
彼は戦争が終わっても帰って来ませんでした。

省吾は黙って聞いていました。

和久井映見さんと佐々木蔵之介さんの芝居

婚約者への思いを愛子さんが語ったのは初めてです。
わたしは、久し振りに愛子さん(というより和久井映見さんですね)を見た気がしました。

『妻になって帰りを待ちます』という、これこそが私の持っている和久井映見さんのイメージです。武士の妻、医者の妻、これまで多くのドラマで日本の女性を演じてわたしを感動させてきた和久井さん。やはりこういうセリフには深みを感じます。

このシーンは、唐突に出てきた昔話を語りだけで聞かせるけっこう難しいお芝居と思うのですが、和久井さんの役者力で引き込まれました。相手が佐々木蔵之介さんだから良かったのもありますね。

愛子と省吾は2人とも大人だし、お互いパートナーを亡くしています。しかも初めて会話する相手。その距離感をきちんと保ったまま、永井愛子さんの話をじっと聞く省吾さんがいいです。

会話する人の間には、芝居であろうとなかろうと、黙っていても、気(オーラと言った方が分かりやすいかな)は交流しているんです。『気』が調和している状態だと安心して芝居ができるのだと思います。会話だけでシーンが成り立ったのは、和久井さんと佐々木さんの気が調和していたからでしょうね。だから回想シーンもいらない。踊ったり歌ったりしなくてもいい。

…このことを、わたしはヒデ・みね子のラブラブシーンと見比べて感じたのでした。ヒデみね子については別記事に書きます。

お話するのは初めてですね

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あとがき

良いシーンでしたが、愛子さんのセリフは…ありきたりの薄い話で、正直に言って感じるところはありませんでした。それに、女性たちが偶然をよそおってドヤドヤと集まってきて、盗み聞きするのは、やめてほしかったです。

あかね荘にきてからずっと挙動不審な人だった愛子さんですが、それだけで終わらなかったのは救いでした。ドラマ終了までに、救われるものが他にもあってほしいですね。

たとえば、三男とさおり。
すずふり亭にずっと保管されたままの、お重箱。
向島電気の工場が閉鎖されたとき、みね子たちがもらったトランジスタラジオ。

…続きます。

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