ひよっこ 9/2(土) 赤坂芸者 富さんと御曹司の恋 

ダイジェスト

富さんは、松永悠馬さんの愛人だった。
あかね荘は、最後の贈り物だといってその人がくれたものだ。

帰宅してきた若い人達(みね子・時子・早苗)と愛子・鈴子に、富さんは松永さんとの恋を語った。

松永悠馬さんは、大きな会社の御曹司だったわ。
2人は恋におちたの。
日本中、色んなところへ旅して、美味しいものを食べた。
だから、全国の名産品がいまでも好き。

ここには大きな桜があって、毎年2人きりで夜桜を見た。
戦争とか辛いことは全部忘れた。私の人生は楽しいことでいっぱい。いま、あの桜は散ってしまったわ。

♪命短し 恋せよ乙女 赤き唇 あせぬ間に

翌朝、富さんは告別式にでかける準備をしている。
鈴子も一緒にいってやりたいが、お店を抜けるわけにはいかない。

みね子は思いつき、由香をすずふり亭に連れてくる。

感想

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語りが素晴らしいのに、映像で興ざめ

これまでのこのドラマのテイストとはガラッと変わりましたが、富さんの一人語り、聞き応えがありました。白石加代子さんの語りは、聞いているものの想像力をかき立ててくれました。

諸国の名産品の名前を並べているだけで、若い芸者さんと御曹司が旅して楽しく美味しいものを食べている様子が、頭の中に浮かぶのです。

それなのに、ドラマの映像が人の想像力をぶちこわした!
と私は声を大にして言いたい。さおりちゃん風に(笑)

まず、舞台演劇風になりどうも大仰すぎる箇所があった。

それから、富さんの話を聞く一同の反応が安っぽくて、富さんの語る世界を壊してしまった。特に作り笑顔のみね子。全然わかってないし感じてもいないのに、いちいち愛想よくうなずく。へえ~そうなんだあ、ニコニコ。って。

この態度が、年寄りの話は何でもヨシヨシと聞いてやってるように見え、富さんをちょっとバカにしてる?風に見えてしまった。

富さんの語り+日本の風景映像でも入れといたほうが良かったように思う。若い日の2人のイメージシーンも、私は要らないと思いました。

白石加代子さんが長く語るシーンは、たぶんこれだけで今後もないでしょう。残念。

富さんは妾?

松永さんは政治家ではなかったですね。大会社の御曹司でした。

富さんは、今の言葉でいえば愛人。といってました。
愛人というと単に恋人みたいに聞こえてしまうけど、住まいを与えられて経済的に面倒をみてもらい、囲われていたのなら「妾」だと思うんだけどな。
あかね荘は手切れ金代わりだったのだろうか?

築地本門寺(築地本願寺のことでしょう)の告別式に行っても、門の中には入らないのは、妾としてのけじめですね。

諸国を旅して夜桜をみて、楽しかったことばかり夢のように語っていましたが、私は、辛かった事も含め、もうちょっとリアルな話が聞きたかったです。戦争もあったし日陰の身ゆえの辛さもあったはず。

一番知りたかったのは、芸者としての富さんがどんな風だったのかということ。「赤坂一の美人だったから人気があった」と言ってましたが、富さんは芸者さんでしょ。美人なだけで赤坂一にはなれませんよ。芸に優れていたはずです。

踊りに優れていたのか、三味線か。得意な演目は何か、客にはどこを好かれていたのか。そう言うことを言って欲しかったな。芸者さんを褒めるのに芸のことに触れないなんて。

ゴンドラの唄

富さんの語りの中で歌われた

♪命短し 恋せよ乙女

は、「ゴンドラの唄」ですね。

大正時代に、松井須磨子が劇中で歌ったらしいのですが、私の知っているのは、黒澤明監督の映画「生きる」で、志村喬さんがブランコに乗りながら歌っていたほう。それも大人になってから見ました。

つっこみどころ

富さんの話を聞くみね子。
「大きな会社の御曹司だったわ」と富さんが言っても特に反応することなく、愛想よくうなずいていた。島谷さんのことは、心に浮かばなかったのね。

鈴子さんが、富さんについて行ってやりたいけどお店はどうしよう…と困っているシーン。
結構大きな声で会話してたのに、みね子が厨房のドアをバーンと突入して初めて気がつき、何だなんだ?と出てくる省吾シェフ。

いつも、厨房の中でもみね子の一挙一動を伺っているのではないかと思うほど、すぐ出てくるのにな。

今回は、わざわざ出てこなかったですね。

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