ひよっこ 8/28(月) 三男の一途な思いを知り、時子は三男を解放しようと決意

ダイジェスト

あかね荘の台所。
住人たちが全員そろって、早苗の作ったお餅を食べている。

流れ星に願いを

ツイッギーそっくりコンテストに出る!と宣言した時子は、急いでずんだ餅を食べて咳き込み、お茶を飲んだ。

「ずっと悩んでたんですよね。女優のコンテストではないし。劇団の人達はみんな、こういうのはくだらないと言っているし」

愛子は、昨晩帰宅するときに流れ星を見て、とっさにあかね荘の住人ひとりひとりの名前を言って、いいことありますように、と願った。だから時子が受かるような気がする、という。

「みんなという事は、僕らの名前も言ってくれたんですけ?やったあ。成功間違いなしだ」

無邪気な漫画家たち。一個残った餅もいただいて喜んでいる。

永遠の25歳、早苗の秘密

コンテストの応募資格は25歳までだ。

永遠の25歳である早苗は、「私も受けられるのかな…」と遠い目をしている。

愛子が口を開き、ずっと気になっていたが、自称『永遠に25歳』というのは早苗らしくないという。

さらに、お見合い38回断られてるというけど、それは嘘だ。相手が断わるように仕向けているんでしょ?2、3回なら解るが、早苗みたいなかわいい子を向こうから断ってくるばかりというのは、ありえない。

そういえばそうよね!

早苗は、冷静に追求をかわそうとしているが…

その時、富さんと漫画家たちが大変なことに気づいた。
ツイッギーコンテストの締め切りが過ぎていたのだ!

三男の一途な想い

みね子の部屋。
コンテスト向けの衣装を前に、時子が唇を噛んでうなだれている。

みね子が部屋にはいってきて、またチャンスはあるよ、と励ますが、時子は三男のためにも早く結果を出したかったのだという。時子は、新橋の安部米店で見聞きしたことを、みね子に説明した。

三男は言った。

自分の人生ずっと、時子に片思いです。それでいいんです。わかってるんです。そして片思いなのと同じくらい親友でもあるんです。だから心の底から一点の曇りもなく、あいつの夢を応援してんです。

それに、俺に惚れられてるってのは、あいつにとって力になるんです。必要なんです。だから時子が夢をかなえるまで片思いしてなきゃいけないんです。そう決めてんです。

店を戸締まりし、通りを歩いていく三男とさおり。
さおりはミニスカート、三男は涼しげなシャツを着て少しおしゃれしている。
なかなか、いい雰囲気だ。

「さっきの歌なんでしたっけ?」
「私の?『恋のハレルヤ』♪」
「あー。聞いたことあるなーって思って」

昔のままではいられない

「だから私は、三男を解放してやんないといけないんだよ。だからスターになりたかったんだ」

そうか、三男らしいね。みね子は、時子に近づいて肩を抱いてやる。
「昔のまんまではいられないんだね、人は」

2人は奥茨城にいた頃のことを思い出していた。

朝の通学バス。
走ってくるみね子と時子。三男は時子のためにバスを停めて待っている。

ありがとう、三男!という時子の笑顔で、三男の顔が輝く。

バスの中、三人で『高校三年生』を歌った。
なつかしい光景だ。

どうした助川家

夜、奥茨城の助川家の居間。

「それはダメだっぺ、君子!」お父さんが立ち上がり、珍しく強い口調だ。
「良くねえよ、かあちゃん!」兄ちゃんもだ。

「え~。だってえ」と、頭にヘアカーラーを沢山付けた君子が、困っている。

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感想

昨日は、さおりちゃんに気を取られて三男のことを忘れてた!

三男も変わるかも

三男くんが、時子への思いを人に話したのは、今回が初めてのような気がします。
噴水前に三人が集まったときは、女優にならずに俺の嫁さんになれ!と言って時子を発憤させましたが、それ以上のことは言いませんでしたから。

見返りゼロで女の子に惚れ続ける、それだけじゃなくて親友でもあるのだと。
こんな男の子私は見たことないけど…三男はそう決めてるんですね。

これは、何とかしてやらねばのう。

時子への思いを聞いてくれたさおりに、三男は少しだけ心を開いたようで、一緒に銀座に出かけました。2人の雰囲気は悪くないです。
さおりちゃんは、突拍子もないこともするけど、人の話も聞くときは聞くし素直で明るい子だから。仲良くなって米屋を(パン屋でもいいけど)繁盛させて欲しいわ。

夏の終わりは切ないね

奥茨城の高校三年生の三人、いま見ると本当にちゃんと高校生に見えました。

特に三男が幼くてかわいいね。
上京して3年、働いているうちにやっぱり大人になってる。

人は昔のままではいられない。切ないですが、それが自然なことだからねえ..。

この暑い夏は永遠に続くような気がしていても、いつの間にかツクツクボーシが鳴きトンボが飛んでいる。夏が大好きで終わって欲しくない、絶対にこの夏を忘れない!と思っていても、秋の風が吹くと、体が変わって気分も心も変わっていくんですよね。

早苗さんのお見合い

早苗さんは謎の人でした。丸の内におつとめで、実家は岩手県の一関。
丸の内のOLということは、東京の短大か大学を卒業したでしょうから、実家は裕福だと思います。

39回もお見合い断られている、というのはどうも訳がありそうです。

当時の丸の内OLにとって一番良い進路は、3,4年『職場の花』になってから結婚して退職する『寿退社』。花束もらって拍手してもらって職場を去るのが花道でしょう。なかなか結婚しない早苗さんは、会社ではそうとう居心地悪いと思います。

それでも結婚しない理由。知りたい~。

アングラの時代

さて、時子が最近どうしてるのかあまり描かれなかったのですが、劇団を辞めていないことがわかって良かったわ。

1960年代は、アングラ(アンダーグラウンド)演劇の時代。
既成概念や体制に反抗し、地下に潜伏して自由で反体制的な芸術を発現させる。
それにふさわしい街は、やっぱり新宿!

愛子さんは、新宿の花園神社にテントを設営して芝居をしていた状況劇場のファンだと思います。部屋にポスターが張ってあったし、確か、根津甚ハが好きだと言ってました。

時子の劇団はあまりアングラぽくは見えなかったけど、そういう時代の演劇人なら、ミニスカートだのツイッギー旋風だのと商業主義に踊らされている一般大衆のことは、とことんバカにしてそうです(笑)。

この時代の若者文化は、本当におもしろかったと思うのですよ。
演劇も音楽も、サイケデリックなファッションも。
いまの若い人達が見ても、新鮮で面白いんじゃないかと思います。

アメリカではもっとすごいことになってたのですよね。
それまで、白人男性中心の保守的な国だったのに、ブラックパワー、公民権運動、ウーマンリブと、マイノリティが一気に爆発した。

ロックやR&B・ソウルの黎明期で、全米の若者がドンドン家出してヒッピーフラワーチルドレンになり、放浪しながら自由を叫ぶという…ものすごい面白い時代だったと思うのです。

私も、その時代を大人で過ごしたかったです。
花園神社の状況劇場、観たかった~。
サム・クック、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクス 生で観たかった~。

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