ひよっこ 8/25(金) TV局で世津子と話すみね子

ダイジェスト

みね子を世津子に会わせようとするヒデ

TV局。

みね子とヒデが、楽屋の中の世津子を見つけて立ち止まったが、みね子はそのまま立ち去ろうとする。

「あのさみね子。気になるんじゃないの」ヒデは出前箱を床に降ろし、真剣な顔で言った。
「みね子の、自分ではなく人の気持ちばかり気にしてしまう所、俺はいいなと思うんだ。でもいつもそればかりというのはどうかな」
「今もそうなんじゃないの。気になるんだろ」
「みね子はあの人のこと嫌いな訳じゃない。でもお父さんやお母さんに悪いと思って声が掛けられない」
「もうちょっと自分の気持ちを大切にしたら。顔も見たくないなら帰ろう、でなかったら戻ったら」

ドギマギとみね子は迷っていたが「戻ります」と言った。

「じゃ俺先帰ってる。みね子はさぼってパチンコ行きましたと言っておく。じゃね」

(お父さん、秀さんちょっと変わりましたね。私も思いきってみます)

世津子に話しかけるみね子

メイクルームをのぞき込み、みね子は笑顔をつくって「こんにちは」と世津子に声を掛けた。みね子をみて驚いて立ち上がる世津子。

「えっ?またCM?」世津子は気まずそうだ。
「違います、出前です。ハハハ」

ぎこちなく笑う世津子。
みね子は余裕があり「座ってもいいですか」「失礼します」と座る。

「お父ちゃんのことなんですけど、聞きたいですか、聞きたくないですか」
「..えーっとそれは、難しい質問だな」世津子は動揺している。

「じゃ言いますね。奥茨城で元気にやってます。思い出してはいないけど自分を取り戻そうと元気でやってます」

辛い顔の世津子。
「一方的ですみません。聞きたくない訳ではないと思ったので」

「…あれ、そんなにはっきり言う子だっけ」
「そうですよ。なのでお父ちゃんは大丈夫です」

世津子は泣きそうな顔で無理に笑い「ありがとう」と言った。

大スターの心配をするみね子

「世津子さんは大丈夫ですか。大スターの心配をするのはアレですけど」
「ありがとう、大丈夫、にするしかないから」泣きそうな世津子。

そうですか、フフフ。とみね子は笑う。
「わかります。世津子さんの気持ちはわからないですけど、大丈夫にするしかないってのは、わかります」

世津子の手元には辞書があった。台本の漢字にふりがなを振っていたのだ。
「小学校ろくに行ってないから、漢字が苦手で。フフ、恥ずかしい」

急に雑談を始める2人

「ところで、世津子さんツイッギー好きですか」突然みね子が話題を変え、急に2人は雑談を始めた。

世津子は、かわいいと思うが自分は同じようにはできない。年齢もスタイルも違うから、という。

試着だけして、オオッ!と思ったけど買わなかった。
自分の持っているスカート丈を短くしてみたりしたが、もともと長かったものを短くするのと、最初からミニ丈でデザインされたものとは違うんだよね。人で言うと性格が違う感じ。と世津子は言う。

みね子は、ミニスカートブームは時子のために嬉しいという。
時子は背が高くて気にしていたときもあるし、男の子にからかわれたこともある。そのとき三男って幼なじみが、向かっていって喧嘩して。

その時三男は、こういったんですよ。『時子、下向くな、堂々としろ。女優になりたいんだっぺ、自信もてよ。下むいてる女優なんていないぞ』

「へえ、同級生って、なんかいいねえ」と世津子は言う。
「あの、私、良かったら台本手伝います」と笑顔でいうみね子。
アハハ…じゃお願いしようかな。と世津子。

三男とさおり

安部米穀店の前、
三男が自転車を押して帰ってきた。踊りながらご機嫌のようす。

♪でっかい太陽が恋の女神なのさ ゴーゴー!

店の中ではさおりが椅子のうえにのり、ハタキをかけて掃除していた。
スカート丈が短い。

わー!!っと驚く三男。
「そう、似合ってる?ありがと。結構勇気だしたんだ、アハハハ」とさおり。

「旦那さんは?」
「出かけた。今夜は帰らないって」
「えっ」

さおりは、アイドルのような笑顔で振り向いた。前髪を上げてオデコを出して大きなリボンをして、かわいい。

「三男くん、あやまらなきゃいけないことがあって。私」

スポンサーリンク

感想

三男が歌った曲は、ザ・タイガースの『シーサイド・バウンド』

三男が自転車で帰宅しながら歌っていたご機嫌な曲は、

ザ・タイガースの『シーサイド・バウンド』です。1967年5月に発売されました。

ザ・タイガースは、当時グループサウンズといわれたバンドの中では、一番知名度が高くメジャーでした。ボーカルの沢田健二をはじめメンバーがみんな美形でカッコ良くてTV映えしたんです。

タイガースは京都出身です。小学生の私は知りませんでしたが、無名時代には京都のライブハウスやクラブにも出ていたと思います。

パッチギ!という映画がありますね。沢尻エリカが超絶にかわいかった。1960年代の京都のタブーがあからさまに映画で見せられ、私は本当にビックリしたんですけど…たぶんあの街の中に、タイガースはいたんだろうね。

『シーサイド・バウンド』は私も大好きでした。タイガースの他の曲は、どちらかといえば、ウエットな歌詞とメロディ重視の曲調で、一般大衆に受けるように加工されたような感じでした(昭和の歌謡曲はとにかくウェットな雰囲気)。

しかし、シーサイドバウンドはカラッと明るく踊れる曲。
そこが良かった。小学校でホウキを持って♪踊りにいこうよ海は友達なのさ、ゴーゴー!と歌っていた記憶があります。

ヒデ君が諜報部員みたいになった

さて、ナレーションで『新しい風が吹いてきましたね』と何度も言っていたとおり、みなさんの人格も急に変わったようですね。

谷田部家にとって、世津子とお父さんの同棲は、辛い苦い過去、忘れたい・なかったことにしたい事だろう、と常識人の私は想像しました。なので普通の神経の持ち主であれば、お父さんが見つかったことは他人に話しても、世津子のことまでは言わないだろうと思っていました。

しかし、世津子の件、しかもみね子やお母さんの複雑な感情までヒデ君には知れており、ヒデ君はしきりにみね子を世津子に会わせようとします。偶然にも、世津子がそこにいたので好都合でした(ひょっとすると偶然ではなかったのか?)。

ヒデ君、けっこう回りくどい事を言ってましたが、要するに世津子に会ってこい、とみね子をけしかけました。寡黙な働き者コックだったヒデ君が、急にどこかの諜報部員みたいになりました。すずふり亭には黙っておくから、と情報隠蔽もします。

大女優がひとりで、外部の者が簡単に入れるエリアのメイク室にいて廊下から丸見え。という不自然な状況も、誰かの陰謀なのか?

みね子も豹変

みね子も豹変していました。
笑顔をつくり、不意をついて世津子に接近し、出番まで20分しかない世津子に一方的に父の話を聞かせて動揺させ、泣き顔にさせて、余裕の表情で笑います。

そして、世津子さんは大丈夫ですか。と心配しているフリをし、共感する様子もみせ、漢字の読めない世津子の台本にフリガナを振る手伝いを買って出ます。

泣かせてから優しくするという、スタンダードな手口のみね子諜報部員。
何をたくらんでいるのでしょうか。

世津子も豹変

唐突にミニスカートの話題をきっかけに、世津子の知らない三男や時子のことを面白おかしく話して聞かせるみね子。饒舌です。

世津子も豹変。不意を突かれ、動揺させられて泣きそうになっていましたが、ミニスカートの話題を振られると急に笑顔になり、買い物の話や年齢スタイルのことなど明るく話します。

みね子の陰謀に気がつき、応戦しているように見えます。
出番の20分前なのに、こんなことをしていて大丈夫なのでしょうか。

さおりちゃん面白かわいい

米屋のさおりちゃん、オデコや眉、切れ長の目がかわいい。
コメディチックなセリフ回しも面白いです。

明日からはしばらく、三男とさおりちゃんのコメディを見たい気分。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
error: Content is protected !!