カーネーション(111,112) 直子の『一生に一度の告白』は優子に届かない。優子と北村の茶番

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

 ダイジェスト

北村(星田英利)は糸子(尾野真千子)の服のタグをディオールに付け替えて売りさばき、詐欺罪で逮捕されたのだった。その騒ぎの中、直子(川崎亜沙美)が優子(新山千春)をしった激励する電話をしてくるが、優子には伝わらなかった。三浦(近藤正臣)から北村の話を聞き、がっくりする糸子。そこに優子が心を改めて店に出ると言い始める。数か月後、北村も招き優子の結婚式が行われた。直子は奇抜に装うが着替えさせられる。

糸子(尾野真千子)は聡子(安田美沙子)のことを構わず、千代(麻生祐未)に、たしなめられる。実はテニスで秩父宮賞を取るなど活躍している聡子。だが糸子は、自分の感覚と時代の流れとの違いなど、仕事が気になる。サエ(黒谷友香)が久しぶりに店に来た。要望は流行のシンプルとは対極にあるゴージャスなドレス。欲しいものを前に、流行に頓着しないサエに、糸子は自分を省みて悩む。優子(新山千春)に糸子の初孫が生まれる。

引用:Yahoo!Japan テレビ

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直子の『一生に一度の告白』は優子に届かない。優子と北村の茶番

※ここから先は個人的な感想です。

『半分、青い。』の笑いは、ギャグセンスが古い上に、嫉妬、妬み、自己顕示欲、承認欲求がボロボロ顔を出してるから不快なんよなぁと思ったわたし。

カーネーションの笑いは、センスが新しいも古いもありません、流行なんか関係ないです。
もっと普遍的で、人間の自然な行動から生まれた『おかしみ』を見せてくれてると思います。深い人間観察から『おかしみ』を拾い上げて、誰も傷つけない上等な笑いにして見せてくれるのが、カーネーション!

一生で一度の告白をする直子

直子が『こんなこと、一生で一回しか言わへんけど』と電話してきたシーンが面白い。

並の朝ドラマならば、直子の電話に出るのは優子。優子は妹の言葉に感激して涙の一筋でも流すでしょうね。フッフッフ。カーネーションは、そんなベタベタな演出はしませんよ!

姉への思いを絞り出す直子が涙ぐむくらい真剣なのに、応対する恵さんは 店に警察が来てるからそっちで頭がいっぱい。直子の電話を上の空で聞いてます(^^)。

視聴者は、恵さんの最初の声聞いただけで、なんかあったな?ってわかるのに、直子はわからない。ずっと気がつきません。直子は直子で、慣れないことを言うのに必死で余裕がなかったんでしょう(^^)

最近はようわからんことばっかり。おばはんになった糸子

北村の詐欺事件でピリピリムードの中、景気よく爆竹してスッキリする聡子と千代おばあちゃん。

糸子は、なんやそれ?なにが嬉しいんや?と怪訝な表情をするけどなにも言いません。
ウチにはようわからんわ。あの若造のトラペーズライン以来、ウチにはわからんことばっりや。あーあ。と糸子の心の声が聞こえてきそう。

いかに糸子が必死で店を守ってきたかを理解した優子が「これからはわたしも一緒に守りたい思てます」と言ってきました。意表を突かれてうっとつまる糸子ですが、なにも言わず、ただうなずくだけ。

糸子は相手と対決するときもビシビシ喋れるし、冗談やら悪態もスラスラ口に出てくるたち。幼い娘たちがなにか言ってきたら一言目には「あかん!」でした。そんな糸子が無言でうなずくしかないくらい、娘たちは大人になった。

寝転んで肘枕する糸子が、おばはんらしくていいわ(^^)。
娘たちが一人前になった、ウチも歳とったなぁ。ようわからんことが増えたなぁ。そろそろ代替わりか。としみじみする糸子ですが、

「流行はどうでもええねん」「アッパッパみたいにせんといて!あんなん喜ぶ客はおらん」
「服は女を二割増し三割増しに見せてくれるもんや」

というサエの発言に、悶絶せんばかりに喜びます。
最近、どうも自分の足場が不安になってきたところに、同志が現れたもんやからね、糸子の喜びようが笑えます。

サエ役の黒谷友香さんがいいわぁ。
高級クラブのママがお似合い。貫禄あるなぁ。
これは、黒谷さんがネイティブ大阪(岸和田)弁でガンガンしゃべれることが大前提となってると思います。

茶番や、今日もまた。

優子の結婚式の朝、北村が祝いを持ってきますが、みんなに迷惑かけるから式には参列しないという。事情を知らない直子は、え、なんで?なに言うてるのおっちゃん?となり、大声で姉ちゃんを呼び、

頭にヘアカーラー付けたままの優子が登場して、喜劇が始まります。

「おっちゃんが式でてくれな、どうするん」
「あかんみんなに迷惑かける。けど、わいかて出たいよ…」
「おっちゃん…」

ワーワー泣きながら抱き合う二人。
唖然とする直子。

「茶番や、今日もまた」と苦々しい表情でつぶやく糸子。

これこれ!これですよ。
これこそ大阪の喜劇のエッセンス。
笑って泣いて感情が高ぶりますがそれだけで終わらない、必ず冷静な視点があるんです。
誰かが激情すればするほど、冷静に突っ込む人がいるから安心して笑えるのです。

直子が着物に着替え、優子の準備もでき「ほな行こか」かとなりました。
「わいも行ってええんか?」と糸子に救いを求める北村。

「ウチに聞くな、ボケ」とつぶやく糸子が、最高!
あー柄悪いヒロインやこと(^^)

糸子は茶番の主役ではないですからね。
最近の糸子は、ドラマを冷静に観察する側に回ることが多くなってきました。

あとがき

糸子のおばはん時代もだんだん終わりが近づいてきて、寂しい限りです。
次回は、2008/9/25(火)になるとのこと。
またずいぶん間が空きますけど、気長に待ちましょう。

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