カーネーション(68,69) 世間は思ったより怖くて、思ったより優しいかも

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

 ダイジェスト

善作の通夜と葬式で食料を使い切ってしまい、糸子(尾野真千子)は慌てて縫い子を買い出しに行かせる。しかし、小原家は闇商売をしているとウワサが立ち、売ってもらえない。洋服作りの礼に食料をもらうため、配給所に行かなかったことが誤解を招いていた。喪が明けるのを待たず、糸子は店を開けるが、今更ながらに世間の恐ろしさを知る。だが千代(麻生祐未)は、晴れやかに糸子の妹たちを励まし、小麦粉でだんご汁を作る。

大日本婦人会の澤田(三島ゆり子)がやって来て、モンペ教室を閉め、ミシンを供出するように糸子(尾野真千子)に迫る。思い悩むうちに、かつて善作の世話になったという、軍需工場でもうけている男性の話を思い出した糸子。軍需品を作れば供出を免れることに思い至り、大急ぎでその縫製の手はずを整え、ミシンは事無きを得る。その過程を振り返り、結局は善作に助けられたのかと、不思議な感慨を覚える糸子だった。

引用:Yahoo!Japan テレビ

スポンサーリンク

世間は思ったより怖くて、思ったより優しいかも

※ここから先は個人的な感想です。

朝、目が覚めてウトウトしながら「あ…お父ちゃん居てへんのやな」と思う糸子。
今のわたしも同じ。目が覚めて最初に思うことがそれです。
父の部屋のドアを開けて「やっぱり居てへんか…」と、不思議に感じたりもします。

配給の列に並ぶこと

小原家は闇商売をしているのではないか?と噂されてしまいました。
お客さんがお金の代わりにもってくる食料が充分あるので、糸子は遠慮して配給所に行かなかった、そのことが裏目に出たようです。

でもそれだけやない。と糸子。
うちの者を、あの配給の列に並ばせないという意地もあった。自分にはその甲斐性があると思いたかった、と。

たぶんね、配給所の列に並ぶのは、けっこう惨めなんだと思う。
暑い日も寒い日も、長蛇の列に並んで食料をもらうんですよ。それだけでも惨めなのに、食料を受け取ったら受け取ったで、そっちのほうが多いとか少ないとか、ウチは大家族やのにお宅は多すぎるやろ?とか、そんな妬みそねみ、小競り合いで、心が荒んでしまいそうです。

わたしの父は、飲食店で並んで待つことをしませんでした。
並んでまで食べたくない、戦後の配給の列を思い出すとイヤになる。と言ってました。

世間は思ったより怖くて、思ったより優しいかも

世間は怖いです。
店先に「非国民」の張り紙、植木鉢が割られてました。
小原家は、家族9人+縫い子4人全員女性の女所帯です。男性が家にいないと、こういう時に不安やなぁ…。

ショックを受けた糸子のところに、木之元の嫁、節子さんがやってきました。
糸子が「ええ葬式できました。ほんまおおきに」と礼を言うのには返事せず、「もう店開けてんけ…」「ふーん」と店のようすをジロジロ。おばちゃんもウチが闇やってると言うたんやろか…。

節子は唐突に「明日、野菜の配給あるんやて」「うち行くさかい、糸ちゃんも一緒に行こや」と。

あれやで、糸ちゃんとこはたくさんあるかもしれんけど、配給のもんかって美味しいで。な、行かへんか?

この人は、普段から無口で無愛想な人。
お世辞やらお口上手な世間話なんかとんでもない。普通のとおりいっぺんの挨拶もでけへんような人です。その節子さんが、たぶんすごい勇気を出して不器用ながら一生懸命、糸子を誘ってくれました…。

ありがたいなぁ。
世間は思ったより怖くて、思ったより優しいもんかも知れません。

おばはん達は終戦後どうなるだろうか

喪が開ける前に店を再開したオハラ洋装店に、また例のおばはんらがやってきました。

モンペはぼろ切れで作れ!自分だけは戦争と関係ないような顔して!ミシンを供出しろ、ミシンも銃や弾になったほうが嬉しいっちゅうもんや!

…とまぁ、言いたい放題。
このおばはん達は、終戦後(生きていたら)どんな風になったでしょうね。
信じていたことが全くの見当はずれやったと悟り、がっくりと落ち込むでしょうか。意外とケロっとして今度は戦後のスローガンを叫びだすような気もします。

お父ちゃんが呉服屋の反物を売り払って買うてくれた大事なミシンは、結局、軍服を縫う仕事をすることになり供出を免れたんですが、その経緯はやはり、お父ちゃんが導いてくれたようです。

あとがき

糸子のお父ちゃん、仏壇の写真が笑ってます…(;_;)
遺影は絶対、笑顔のものを選んだほうがいいですよ。
あとあと遺族が癒やされます。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
error: Content is protected !!