カーネーション(21,22) 根岸先生に「うちの娘に洋裁教えちゃってくれませんか」と土下座する勢いのお父ちゃん

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

 ダイジェスト

春太郎(小泉孝太郎)と一緒だった奈津(栗山千明)のことを心配しつつ、家へ帰った糸子(尾野真千子)。善作(小林薫)に洋裁教室やミシンのことを話すが、激しい怒りを買ってしまう。だんじり祭の日、糸子は奈津を見つけて春太郎とのつきあいを注意し、大ゲンカになる。ある日、善作が井戸端にいると、パッチ屋の桝谷(トミーズ雅)がやって来た。桝谷は、糸子が将来有望だと褒め、洋服がこれから主流になるだろうと話す。

善作(小林薫)は根岸(財前直見)に土下座して、糸子(尾野真千子)に洋裁を教えてほしいと頼む。ある日、糸子が家に帰ると、根岸が善作に謡を習っていた。根岸は、1週間だけ小原家に泊まり謡を教わる代わりに、糸子に洋裁を教えることにしたのだと言う。糸子は大喜びし、千代(麻生祐未)たちも洋食を作ろうとするなど、張り切って準備する。いよいよその日、洋服を着こなした根岸が、岸和田の街をさっそうと歩いて来た。

引用:Yahoo!Japan テレビ

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根岸先生に「うちの娘に洋裁教えちゃってくれませんか」と土下座する勢いのお父ちゃん

※ここから先は個人的な感想です。

このドラマの主人公は、実はお父ちゃんではないかと思うくらい(笑)
いつも、今日はお父ちゃんいるかな?何してるんやろ?って探しながら見てます。

「お前がいきり立ってるときは、たいていろくなもんやない」

糸ちゃんとお父ちゃんの会話が面白い。
セリフを全部書き起こしたいくらい、脚本が面白いです。

帰宅した糸ちゃんは、お父ちゃんを説得する気まんまん。せっかくお祖母ちゃんが「いま機嫌悪いさかい、やめとき」と言うてくれたのに、機嫌のええときなんかないやん!と振りきりました。

「お父ちゃん!」「あかん!」
「…まだ何も言うてへんやん」
「お前がいきり立ってるときは、たいていロクなもんやないんじゃ」

…さすがお父ちゃん、ようわかってるな。

「ミシン買うてもらいたいんやけど」全然ひるまずに本題を切り出す糸子が面白い。

「どこにそんな金があるんじゃ!」予想通りの反応。
そこで糸子は、正直に事情を全部話しました。

そしたら「何やて?心斎橋?ミシン?神戸?親に隠れて何コソコソやっとるんじゃ。なめとんのかー!」、とお父ちゃんは怒りまくり。

糸子は隠れてコソコソしてた…かも知れんけど、正直に全部話してるのに、なめとんのか!はひどいな。真正面からぶつかって玉砕する糸子もアホやなと思う。
けど、いつもおんなじパターンで喧嘩になってしまうんよねえ、家族って。

家族がみんな寝静まった中、寝床の中で泣く糸子。お父ちゃんにも聞こえてたな。

パッチ屋の大将が糸子を絶賛

お父ちゃんの心を動かしたのは、パッチ屋の大将の言葉でした。
偶然通りかかったパッチ屋の大将は、お父ちゃんに挨拶したあと糸子の話題に。
「糸ちゃんみたいな娘、ごっつ羨ましいですわ」と。

実際うちにおったらたまりまへん。と半分謙遜・半分本心で言うお父ちゃんに大将は、

「ワシ何人も職人雇うてきてまんねんで。糸ちゃんは腕もある、頭もある、先も読める。 あんな頼もしい子が目の前うろちょろされちゃったら、そんなええことあらへん」

と絶賛します(面白い言い回しやわ)。これはお世辞でもなんでもない、本当に褒めてるなと、お父ちゃんに伝わったようす。

「糸ちゃんがワシの娘やったら、さっさと店まかせますわ。 ワシなんぞがやるよりよっぽど儲かりまっせ」

お父ちゃんは、ちょっと嬉しそうな顔をして、大将の言葉をじっと聞いて何か考えてた。

娘に洋裁を教えてやってくれ

ミシンの先生の話、パッチ屋の大将の話…、お父ちゃんはしばらく考えたすえ、心斎橋の根岸先生を訪ねて行きました。…というか木之元のおっちゃんに案内させました。

うちの娘に洋裁教えちゃってくれませんやろか。
糸子は、言うたら勢いと馬力だけの娘です。
せやけど、洋服を作りたいちゅうのだけは、あれが10の歳から一日として変わりません。
ミシンかて、覚えたい一心でパッチ屋に努めて三年。キッチリ一人前になりおった。

…根岸先生に話すお父ちゃん。あー。書いてて泣けてくるわ。

親としてワシのできることは一つ。家財を売りはろうてでも、先生の教えをあいつに与えちゃることです。

…ええっ。何もそこまでせんでも…とわたしは真に受けてしまったけど、そのくらいの覚悟やということやね。商売人は、このくらいのことは言うんやろうね。土下座だって形式美というか、パフォーマンスなんやろうな。

根岸先生は東京のモダンガールだから、土下座にびっくりしてしまったみたい。
「土下座というものを、なさるおつもり?」「お止めになって!」と必死です。東京弁で上品な言葉使い。荒っぽい言葉の岸和田の女とはだいぶ違うな。「嫌だわ…」と正直な根岸先生(笑)

みごと、お父ちゃんは根岸先生の心を動かしました!
夜遅くごきげんで帰宅し、子供らを起こしていかにコーヒーとは美味しいものか話す父と、半分寝ながら正座して聞く子どもたちの姿が可愛い。

あとがき

歌舞伎役者の春太郎は、今回が初出ですね。
この人は、忘れたころにたまに出てくるおかしな人。風景の一部みたい。

ところで、勘助は工場をクビになって、和菓子屋で働き出しました。
糸やん!って本当に嬉しそうな勘助の顔みてたら、涙が出てきたわ…。
この先を知ってるだけに。

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