カーネーション(15,16) パッチ屋はごっつい楽しい。必死でやらんとあかんほうが勉強になる

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

 ダイジェスト

風邪でパッチ屋から帰らされ、寝ている糸子(尾野真千子)は弱気になる。しかし千代(麻生祐未)が「自分の力で好きなことをやりとげる糸子は偉い」と褒める言葉が聞こえ、元気を出す。翌日には風邪も治り、また張り切ってパッチ屋で仕事をする糸子。雑用をこなすことからも学ぶものがあると気づき、いつかミシンに触れる日が来ると確信する。その様子を見ていた店主・桝谷(トミーズ雅)は、夜間はミシンを使ってもよいと言う。

糸子(尾野真千子)がパッチ屋に来て半年。相変わらず雑用で終わる毎日。しかし皆が帰った夜、ミシンを使えるのが至福の時だ。まもなくパッチの裁断を教わり始めた糸子だが、祖父・清三郎(宝田明)が偵察に来て、その厳しさに衝撃を受ける。清三郎は糸子を高級パーラーに連れ出し、パッチ屋をやめて自分の紡績工場で好きなだけミシンを使うように誘う。4月、奈津(栗山千明)の思いをよそに、泰蔵(須賀貴匡)の祝言が行われる。

引用:Yahoo!Japan テレビ

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 パッチ屋はごっつい楽しい。必死でやらんとあかんほうが勉強になる

※ここから先は個人的な感想です。

わたしは、糸子のパッチ屋修行時代がかなり好きなんです。
初回放送も見て、再放送もみて、これで三回目の視聴。間に会ってよかった…。

ドラマの内容もさることながら、「おかしな方言をしゃべる人」が一人もいないのが本当に気持ちいい!

糸ちゃんの性格が好き

何というても、わたしは糸ちゃんの性格が好き。

泣くときは徹底的に泣く!
喜ぶときは大喜びする!

我慢せずに自分の感情を爆発させてる。なんて気持ちいいんだろう。

パッチ屋の先輩に『ホンマのこと』を言われ大泣きしても、お母ちゃんが自分のことを褒めてるのを聞いて、寝床の中でニンマリ。そうや!勉強しにいくと思たらええんや!お父ちゃん、ホンマに勉強やねんな!って、翌朝にはケロッと元気になってる。

自分の心のままに振る舞って、感情を抑えることなく、コロッと機嫌が変わっても恥ずかしいとも思わず意固地にもならないところが、本当にいい。

わたしは、

女性は謙遜して身を低く、能力があっても隠せ。
人に(男性に)嫌われないように。
自分の思いのままに振る舞うのはダメ。
「人の目」を気にしろ。

…こういう風土の中で育ちました。わたしの半生はずっと、これとの戦いやった。

糸ちゃんは自己肯定感が高いと思う。
男尊女卑の時代だから悔しい思いはいっぱいするけど、自分を卑下することもないし、他人の目を気にしたりしない。そこが羨ましく思えます。

イキイキと働く糸子がいい

一夜で風邪から復活した糸子は、勉強のつもりで働き出しました。

朝一番に出勤して、窓を開けて風をいれて、ガラス磨きはタテタテ・ヨコヨコ。
ガツガツ昼ごはん食べて食器を片付けて、怒られながら、よう働いてる。

「パッチ屋は、ごっつい楽しい!」と、イキイキする糸ちゃん。
お祖母ちゃんにおにぎり作ってもらって、たくわんをボリボリ食べながらミシンの順番を待って、ほんとうに楽しそう。

そう。働くことは楽しいんです。
見た目ほど楽とちゃうけど、好きな仕事をするための苦労は苦労や無いよね。
一生のうち一時期くらいは、朝から晩まで必死で働く時代があっていい。若いから寝て食べてしたら疲れも残りません。好きなことをしてお金もらえるなら、こんなに楽しいことはない。

そのためには「好きなこと」を仕事にしないとね。
全部がぜんぶ好きなことだけで生きていける人は少ないかも知れんけど、少なくとも「嫌いじゃない」「そこそこ楽しい」ことを見つけないとね。

まぁ、最初は楽しくても、そのうち楽しいばっかりでは済まんようになるのが辛いところです。やっぱり若いっていいなぁ。

パッチ屋では、糸子は女やけど特別扱いも差別もされない

パッチ屋の先輩たちは、すごく怖い、厳しい。

まず、言葉が怖い。荒っぽい岸和田弁で、下っ端の糸子に容赦なく怒鳴る。
泣いてたら「いつまで泣いとるんじゃ」と怒鳴る。
ヤワヤワした恋愛ドラマなんかを見慣れた目には、びっくりしますわね。

みんな、口も悪いね(^^)。
褒めるときでさえ「小原も、ぼんくらなりに頑張っとるちゅうこっちゃ!」という言い方になる。だから糸子が風引いたときも「お前なんかいてもいてへんでもおんなじや、はよ帰れ」になったんやね。

でもパッチ屋の先輩らは、糸子が女やからといって特別扱いもせず、差別もせず、男と同じように扱ってる。頑張って仕事できるようになってきたら、ちゃんと次のことを教えてくれる。そこがいい。

お祖父ちゃん、涙ながらに笑わせてくれる

糸子が、ものさしでビシビシ叩かれながら裁ち方を教わってるのをみて、神戸のお祖父ちゃんはビックリ。高級なお菓子をたくさんもってパッチ屋にご挨拶して、糸子を連れ出してくれました。「わたしバケツ置いたままやし…」という糸ちゃんを「ええんや!」と封じた女将さんに笑ったわ。

ええなぁ、ときどきこんなお祖父ちゃんが甘やかしてくれるなんて。見てるほうも嬉しくなるわ。カフェでフルーツポンチと三色アイスとホットケーキを食べる糸子。美味しそうです。

糸子があまりに厳しい目に合っているのをみて、お祖父ちゃんは、神戸のお祖父ちゃんの会社で働かないかといいました。好きなミシンもいつ使こうてもええと。

しかし糸子は断ります。
「勉強になるほうがええねん」
「パッチ屋では誰もうちに甘もないし、しんどいけど、必死でやらんとあかんほうが勉強になるからな」「一人前になったらお祖父ちゃんとこ行く」

お祖父ちゃんは、糸子のあまりの健気さ立派さに泣きそうになりました。
「お前、誰に似たんや。親がどっちもあんなアホやのに」

…カーネーションの脚本、こういうセリフが出てくるから好き。
こんなセリフ、なかなかないですよ。素晴らしい!

あとがき

泰造兄ちゃん(たいぞうにいちゃん)の祝言に出てこず、イヤやイヤやと泣く奈津がいじらしいです。このあと奈津の運命がどうなるか知ってるだけに(;_;)。

そういえば、栗山千明さん、関西出身ではないのにほとんど違和感なく岸和田弁をしゃべっていてすごい!

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