半分、青い。9/1(土) 律はアメリカに家族を呼び寄せるつもり。より子さんの物語を見たかった

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

 ダイジェスト

和子(原田知世)が亡くなって2か月。鈴愛(永野芽郁)は、生前、和子から預かっていた記録帳を律(佐藤健)に手渡す。律はそこに挟まっていた手紙を見つけ、和子からのメッセージをひとりかみしめる。そして律は、離れて暮らしているより子(石橋静河)と将来の話をするために、大阪に向かう。その日、弥一(谷原章介)は珍しくひとりでつくし食堂を訪れ、和子が亡くなって以来律を支えてくれたと、感謝の気持ちを鈴愛に伝える。

引用:NHK公式ウェブサイト
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律はアメリカに家族を呼び寄せるつもり。より子さんの物語を見たかった

※ここから先は個人的な感想です。

うわー気持ち悪い!
早朝からわざわざ川行って…あんたら何しとるん?(岐阜弁のつもり)

あー。アホらしくて見てられん。
今日は、眼では映像見ながら他のことばっかり考えてたなぁ。

これで最終回だったらいいのに

「ピーピーピー、すーずめー」律までバカスズメと同じになっちゃいました。
律の声聞いて、わたしは「竿竹売り」を思い出したわ。

「さーおやー、さおだけー」
東京都杉並区の秋の休日。ちょうど今頃だったかも。竿竹屋の車のスピーカーから聞こえてくる音声を布団の中で聞くわたし。竿竹屋が通り過ぎてしばらくしたら、武蔵野天満宮のお神輿のワッショイワッショイが、だんだん近づいてくるのです。

「またさよならやな」「頑張れよすずめ」
はいはい、これで最終回にしてくれへんかなぁ。

弥一さんの「ごめんな、すずめちゃん」の意味

律が大阪へ行った夜、弥一さんはひとりでつくし食堂に来ました。料理の得意な弥一さんが、なぜ、さして美味しくもないつくし食堂に来たか? もちろん、律のアメリカ行きをすずめに伝えるためですね。

すずめが一番気になること(より子はどうする?)も手短に伝えたうえで、律を助けてくれてありがとう、とすずめに礼を言いいます。律は自分が手がけるロボットに「耳の不自由な人をサポートする機能」をつけるそうです。なんちゅうアバウトな技術(^_^;)

すずめは「小学校のころ、律はわたしがいじめられとったのを見とった」というのですが、そんなシーンあったっけ?ブッチャーに名前をからかわれたことはあったけどね。

そして弥一さんは唐突に「ごめんな、すずめちゃん」って言う。
これ「律がすずめちゃんと結婚してやれなくて、ごめんね」という意味でしょう?
すずめの両親も、二人の会話を立ち聞きしながら「律くんと離れるすずめが不憫や…」みたいな表情してさ。あーイヤらしい!!

運命の掛け違いで『柳橋慕情』を思い出した

仮にすずめと律にどんな運命の掛け違いがあったとしても(そこが描ききれてないからダメなんですが)、結婚して子供までもうけた今となっては、いまを大切にしたほうがいい。

ここでわたしが思い出した過去の名作は「柳橋慕情」っていうNHKのテレビドラマ(2000年)。山本周五郎原作の、江戸人情物語。「運命の掛け違い」の残酷さと、名もない市井の人々の真心を描いたものです。

若村麻由美さん演じるおせんちゃんは、大工の庄吉さんと恋仲。でも庄吉さんは大阪に修行に行ってしまいます。ずっと庄吉を思って待ち続けるおせんちゃん。いっぽう、大工の幸太(吉田栄作)は、つれないおせんちゃんに尽くして尽くして、大火事の日に身を挺しておせんちゃんを守り、自分は命を落としてしまいます。

江戸に戻ってきた庄吉は、おせんちゃんと幸太の仲を疑って決別。おせんちゃんは、ずっと自分を近くで守ってくれた幸太の愛にはじめて気がつき、その愛に報いて生きていくことを決心するのでした。

妹と一緒に見てましたけど、毎回泣いて泣いて大変やったわ。
NHKは素晴らしいドラマ作ってたなぁ…。

より子さんの物語を見たかった

大阪の喫茶店のカウンター席に並ぶ律とより子。
話があるなら、なんで家でしないの?まったくおかしな人達ですよね。

律は、チラチラより子さんの顔色をうかがいながら、つばさを連れてアメリカに来て欲しい、やり直したい。とこわごわ発言。なんやねんこの態度は(怒)。テーブル席やったら怖くて眼が合わせられないから、カウンターにしたんやわ。

より子さんはじっと律の顔を見たあと「わたし、どんどんイヤな奥さんになって嫌な女になって、いつまでも怒らないあなたを怒らせてみたかった。ずっと寂しかったのよ」と。

このセリフはいいね。寂しさで歪んでいくより子さんの物語を見たかったな。

悪女といえば思い出すのは「疑惑」の桃井かおり

悪女といえば、わたしが思い出すのは映画「疑惑」(1982年)。松本清張原作です。

主人公の鬼塚球磨子(おにづか くまこ、桃井かおり)は、恐喝やら盗みで前科ありの悪い女。球磨子は、お金持ちのお爺ちゃんと結婚した上保険金殺人した疑いで拘置されます。関係者全員が球磨子を犯人だとして死刑を求刑。球磨子は無罪を主張しますが裁判に勝てる見込みもなく、ふてぶてしく反省のかけらもない態度に、弁護してくれる人がいません。

でも、国選弁護人の岩下志麻さんが尽力し、球磨子の疑いは晴れました。
亡くなった老人の孫が「お爺ちゃんは、球磨子が可哀想だから一緒に死んでやるって言ってた」と証言したからです。

嫌われものの球磨子を憐れんでくれたお爺ちゃんの優しさに、わたしの涙腺は崩壊。しかし球磨子は、バッカみたい、アハハハハハ…と、高笑い。

ラストシーン、球磨子はひとり列車に乗り、どこかよその街に旅立ちます。
ホームで球磨子を追いかけるマスコミの連中に、バーカ!とつぶやきながらタバコを吹かす球磨子。やがて列車はホームを後に疾走し、球磨子は遠い目で車窓から外を見る。
このラストシーン、何十年経っても忘れないられないくらい、良かった。

とにかく、球磨子を演じる桃井かおりさんが素晴らしい!!
「あたしはこんな自分が好きよ。これからも男をたらして生きてくわ」の名台詞とともに、悪女球磨子・桃井かおりは永遠です!

というわけで、わたしは何度も書いてますけど、ヒロインが自己中でもワガママでも悪女でも犯罪者でも、いいんです。その人なりの切実さがあって必死で生きるさまが描かれていれば、いいの。

「疑惑」は、2019年にテレビ朝日のドラマとして放映するらしいです。
球磨子役には、黒木華さん。弁護士の佐原は、米倉涼子さん。
桃井かおり✕岩下志摩には及ばないだろうなと思うものの、こちらも楽しみ。

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