半分、青い。7/2,3(月,火) 締切に間に合わなかったすずめは、漫画を辞めて秋風オフィスを出ていく

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

 ダイジェスト

秋風(豊川悦司)のひと言で再び漫画を描き始めた鈴愛(永野芽郁)。締め切りが迫る中、何とか鈴愛の力になりたいと、裕子(清野菜名)とボクテ(志尊淳)もオフィス・ティンカーベルに集まる。ところが、鈴愛は全く先の展開が思いつかない。焦る鈴愛をよそに時間は刻々と過ぎていき、ついに締め切りの朝を迎える。そのとき、描きかけの原稿を前に呆然とする鈴愛の携帯電話が鳴り、聞き覚えのある懐かしい声が聞こえてきて…

原稿を仕上げられなかった鈴愛(永野芽郁)を救ったのは秋風(豊川悦司)だった。鈴愛が描けなかったときを想定し準備されていた原稿は、鈴愛の原作に秋風がアレンジを加えた、ふたりの合作だった。日が変わり、締め切りから解放された鈴愛は、岐阜の実家に電話をかける。受話器をとった仙吉(中村雅俊)に鈴愛は、漫画を辞めるかもしれないと打ち明ける。鈴愛の苦しみを感じた仙吉は、これまで語らなかった自らの過去を話し出す。

締め切りから2週間遅れで、漫画を完成させた鈴愛(永野芽郁)。読み終えた秋風(豊川悦司)は、及第点の出来だと鈴愛に伝える。秋風塾でさんざんもまれて育ってきた鈴愛は、秋風の気遣いを含んだ答えに自分の限界を悟り、秋風と菱本(井川遥)に、漫画家を辞める決心を伝える。鈴愛の固い意志を感じた秋風は、鈴愛や、自分のもとを巣立っていった裕子(清野菜名)・ボクテ(志尊淳)ら元アシスタントたちへの思いを打ち明ける。

引用:NHK公式ウェブサイト

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締切に間に合わなかったすずめは、漫画を辞めて秋風オフィスを出ていく

※ここから先は個人的な感想です。

今週はすずめがギャーギャー騒がないから、まだまし。
見るに耐える部分が多少はありました。秋風先生の素敵なシーンもありました。
でも、良かったナァとか感動するわぁとか、心が動かされるレベルには全然達しなかったな。

このドラマ、物語として描写すべきところを描かずに、どうでも良いことに延々と時間をかけますね…。今週もそう。

ネームなしのぶっつけ本番?

ネームができないすずめが、ネームなしのぶっつけ本番で連載を仕上げることに。無理なことは明らかなのにね。

すずめはまた『リオ・ショウタ再会!ここまでは出来てる。次はどこ?神社の境内?トンネルの下?』と一人芝居。またそこですか。同じところウロウロしても何も出てきませんて。

もう、唐突でもいいからリオとショウタほか登場人物が謝り倒す姿を書いて終わったらどうだろう? 謝罪の心を込めて、いろんなポーズ・表情でね。それでも枚数足らんかも知れんけど、雑誌に穴を開けるよりはいいでしょ?編集部にも読者にも酷評受けるだろうけど仕方ないでしょ。原稿が仕上がらないのはプロとして最低なんだから、それよりはまし。

でも結局すずめは「できませんでした」と原稿上がらず。そして秋風先生はなんと、自分の原稿をかわりに提出。甘いよねぇ…。

すずめは、不完全な作品を出して恥をかくのはイヤなんだろうね。
才能ある人を見上げながら下でもがくのはイヤ。だったら漫画家を辞めると。そう言いましたしね。

プロの辛さが描かれないまま終わり

そして、虚脱状態のすずめは自分の才能なしを思い知り、漫画家を辞める決心をします。

才能があるのは一握りの人だけ。大多数は才能がないのに下のほうでもがいて生きてるんです。だから、すずめの姿に自らを重ね合わせて共鳴した人は多いと思う。永野芽郁ちゃんの表情演技も良かったと思う。

でも、これまですずめがプロの漫画家として努力してきた姿が全然描かれてないから、大げさな悲嘆ぶりを見せられても全然ピンと来ない。

だってすずめは、衣食住の心配もなく、東京で庭付きのアパートに住まわせてもらい人気漫画家の先生の直接指導を受けるという、ものすごい恵まれた状態でスタートして、家族知り合いに読者を装ったハガキを大量に送らせて雑誌の賞をもらい、プロの漫画家になって、そのあとは何冊も出版してもらいアシスタント雇って人気漫画家になって…苦労しらずでしたよ。

プロの漫画家なら、アイデアがでずに苦しんだりスランプも当然あることでしょう。スケジュール調整もアシスタント育成も大変だし、体調のいい時ばっかりじゃない。

でも何があっても、締切までに仕上げて提出するのがプロ。
9年も漫画家やってたのに、そのあたり全然描かれてなかったですよ。

言いわけが長いよ

たいして苦労もしなかったんだから、あっさり辞めたらいいのに、終い際の言いわけが長いわ。

「私にはニセモノの刀しかない」
「わたしは、自分が天才だと思っていた。そうでないと天才秋風羽織の弟子でいる意味がないと思ってた…なのに…」
「私は飛べない鳥。才能がないのに書くのはごめんだ。下に歩くのはごめんだ」
「自分の人生を晴らしたい。曇り空を晴らしたい、自分の人生を生きる…」

…ダラダラ・クドクドと理屈っぽく、自分に酔いしれたセリフを並べて、かっこ付けて、往生際が悪いことこのうえないです。たしか東京に出てくるときもそうだったな。

この言いわけセリフを1/10くらいに減らして、プロの漫画家の辛さしんどさがきちんと描かれていれば、もうすこしすずめに共感できただろうな。

仙吉じいちゃんとのやりとり

すずめと仙吉じいちゃんとの電話。
このシーンだけ見れば、わたしは結構好きでしたね。
懐かしい優しいじいちゃんの声を聞いて涙するすずめ。自己陶酔のセリフもなくしっかり自然だったしね。

でも、いかんせん、長すぎたわ。なんでここだけ妙にリアルに、長々と会話を続けるんかと思った。最後の「あの素晴らしい愛をもう一度」弾き語りは、完全に余計だったと思う。

なーんか、このドラマ、バランスが悪いんですよね…。

あとがき

弟子たちが出ていく朝、ひとりオフィスで涙のイラストを書き込む秋風先生、素敵でした。豊川悦司さんお疲れ様でした。

律は、通勤途中にすずめから電話したというけど、あれはウソですね。
怒涛の大阪で通勤電車待ってる人が、あんなに気力のない小声でボソボソしゃべりませんって。たぶん、スタジオセットの片隅で、すずめを観察しながら電話してたんでしょう。

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