半分、青い。4/14(土) 親が泣いてる間に、子どもたちはステキな作品を作っていた

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

 ダイジェスト

鈴愛(矢崎由紗)の片耳失聴が宣告されて以来、日に日に落ち込み、弱っていく晴(松雪泰子)。和子(原田知世)をはじめ周りの人たちはそんな晴を気遣うが、一向に元気になる気配はなかった。鈴愛は律(高村佳偉人)と共同制作したあるものを、晴や家族に披露する。それは、聞こえなくなった左耳の中で広がる楽しい世界を表現したものだった。時はたち、1989年。鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)は高校三年生になった……。

引用:Yahoo!Japan テレビ

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親が泣いてる間に、子どもたちはステキな作品を作っていた

※ここから先は個人的な感想です。

晴さんは「律くんの喘息は治るかもしれんからまだいい。でも、すずめは…」と、ひがんだ心を見せました。担任の先生は、少々無神経なことを言いました。

人の気持ちはきれいなばっかりじゃないですね。我が子が可愛いゆえにひがみもするし、しょせん人ごとであれば無神経なことも言ってしまう。

そういうダメなところもちゃんと描いているのが、このドラマのいいところだと思います。『きれいごとだけの人』と『極端にひどい人』しか出てこなかった『わろてんか』とは大違い。

担任の先生、想像力が乏しいんやない?

すずめの左耳聴覚が失聴したことは、学校に連絡済みだったのですね。
なんと、担任の先生がうっかりしていたのです!

晴さんとワコさんは、学校で担任の先生を前に座っていました。
担任から呼び出されたんだろうな。

平均台のテストのとき、律がとっさに「先生の背中にヤモリがいる」といってすずめを助けた件について、先生は

「律くんがふざけてるんだと思ったんです」
「うっかりしてて配慮がたりませんでした」

ですと…もう、この人は(-_-;)
平均台なんて一番わかり易いことを、何で気がつかないのかね。

「なんとか学校でも家でも、うまく助けてあげて」
「こちらも、いじめなどないように…」

あーあ。いやな予感はしてましたけどね。
かぐや姫の件でもわかるように、この先生は想像力に乏しい人なんやな。

「うまく助けて」「いじめなど、ないように」という言葉に、まるきり実感がありません。教育指導要領なんかの公文書をそのまま読んでるみたい。

この先生は、すずめがどんな感覚なのか、想像しようとしてないんだろうね。
教師はこうあるべしという知識だけでしゃべってる。だからこんな言葉が出てくる。

一生懸命やってるんでしょうけどね、思慮が浅いわ。

でも、悪い人じゃないし間違ったことも言ってないから、許容しないとしょうがないわね。じっさい、こういう人はいますしね。

晴さんの傷心

担任の先生の口から出た「いじめ」という言葉に反応して、晴さんはますます落ち込んでしまいました。

「晴さん、笑顔でいよう。お母さん泣いたら元気でおれん」
「起きてしまったことを悔やんでも憎んでも何の解決にならんと思う。受け入れて一緒に生きるんやと思う。ひとりやないよ、頑張ろう」

ワコさんは一生懸命励ましたけど、いまの晴さんには届きません。

「あの子の左耳は、もう二度と戻らんのや」
「律くんの喘息は治るかも知れんやない。大人になったら治ることあるでね」

ああ、辛いわ(;_;)。
晴さんは正直な人やな。相手がお医者さんでも、ワコさんでも、傷心に打ちのめされた自分の姿をそのまま見せれる、素直な人なんやなぁ。

ワコさんは、一生懸命晴さんを励まそうとしたけど、晴さんにはきれいごとにしか聞こえんかったやろうね。

もちろんワコさんが悪いわけではない。
ワコさんは『わたし、正しいことばっかり言ってる』という自覚がある。その点、無自覚な担任の先生よりずっといい。

ワコさんはいつも晴さんとすずめの味方で、晴さんにとっては大事な友人だと思う。そんなワコさんの言葉でも、傷心の晴さんにには届かなかった。

それは『当事者と、そうでない人』の間の溝だと思う。どうにもならんくらい深いです。

子供たちは、ステキな作品を作っていた

晴さんが落ち込んで泣いている間、すずめと律はすごいものを作っていました!両方の家族を集めて、すずめと律が披露した作品は…

なんと楽しい面白い仕掛けでしょう。
くるくる周る筒の中で、すずめの左耳に住むこびとが、ポリネシア?の音楽に合わせてダンスしてます。

スリットのついた円筒の内側に、連続写真みたいに絵を並べて書いておき、筒を回転させながらスリットを除いてみると、絵がアニメーションになって見えるらしい。ゾートロープ(回転覗き絵)というものだそうです。

これ、すごいわあ~。
律くん、よくこんな面白いもの知ってたね。
古い資料を読んで、材料集めて、工作して…よく作れたね。天才やわ。

親が泣いてる間に、子どもたちはこんなステキなものを作っていたなんて。
子供たちの明るさたくましさに、また泣かされました。

二週間見ての感想

ドラマ開始から二週間たちました。
二週目が終わったいま、このドラマは大丈夫だという思いが確信になったわ。

この先、大人になったすずめと律の物語に期待。そのいっぽうで子供時代が名残惜しい。子どもたちの好演に拍手します。

『半分、青い。』の好きなところ:

  • セリフが素晴らしい、人物がイキイキしてる。
  • きれいごとだけでは終わらせないし、不快なだけの人物もいない。
  • 岐阜の風景がきれいでノスタルジック。
  • すずめの絵が楽しい、律の工作が楽しい。
  • 人の内部感覚の表現にチャレンジしてる。

いまのところ、不満はほぼないですけど、強いていえばBGMがちょっとダサいなぁと思います。

それから、子供がこんな詩的な表現するかなぁ?ちょっと芝居がかってるな。と思うこともたまにある。しかしそこは「脚色」。現実の上に色を付けてるのだと思って見てるから許容範囲。

NHK朝ドラマの作り方にもいろいろあるのね~。
今回は脚本が素晴らしいと思う。脚本家の北川さんがみずから企画を持ち込んだそうなので、北川さんメインでドラマが作られてるんでしょうね。

実際に、セリフのひとつひとつ北川さんが書いたとおりみたいです。
すずめが赤いチェリーの乗ったクッキーを見て「ダイヤモンドだ」と言うシーンがありましたけど、北川さんのツイートによると、北川さんがダイヤモンドとルビーを勘違いしてたらしい。

いま思えば『わろてんか』の脚本には、セリフは書かれてなかったんじゃないかと。だって東京の人に大阪弁の会話のやりとりは書けないでしょ。

『わろてんか』の脚本には、シーンごとの会話の趣旨だけ書かれてて、じっさいのやりとりは、方言指導の人とか俳優さんが考えてたんじゃないんかなぁ?

ああ、いまさら想像しても仕方ないですね。
なんであんなヒドイ作品になったんや?という思いがあるもんで、つい。

あとがき

来週からは、高校3年生になったすずめと律です。

律を演じる佐藤健さんは、29歳なんですね。
ちょっと高校生に見えないような気もするが…そこは目をつぶりましょう。律のイメージぴったりの配役だと思います。

すずめを演じる永野芽郁さんは、高校生に見えます。
全然違和感なし。
壁いっぱいに描いてたクジラの絵がすてき。

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