半分、青い。4/12(木) すずめの左耳は海からもう帰ってこん

※ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

 ダイジェスト

耳鳴りをうったえ、精密検査を受けた鈴愛(矢崎由紗)。検査の結果が出るまで2週間を要するという。鈴愛自身も家族も、処方された薬を飲めば治ると信じていた。2週間後、結果を聞くために再び大学病院を訪ねた晴(松雪泰子)と宇太郎(滝藤賢一)。医師から告げられたのは、鈴愛の左耳は既に完全に失聴しており、もう二度と治ることはない、というものだった。何も知らない鈴愛に、晴と宇太郎が検査の結果を伝える…。

引用:Yahoo!Japan テレビ

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すずめの左耳は海からもう帰ってこん

※ここから先は個人的な感想です。

左耳は一生治ることはないという、つらい現実です。
そうか。海からもう帰ってこんか。というすずめの言葉に涙がでました。

すずめの耳鳴りの原因は

大学病院のお医者さん(眞島秀和)が丁寧に説明してくれたおかげで「ムンプス難聴」のことわたしは初めて知ったわ。

難聴はおたふく風邪のウイルスが内耳を損傷したため起こったとのこと。おたふく風邪は症状のでないことも多いという。

…ええっ。そんな事言われても。
おたふく風邪にかかったという意識もないのに、知らん間にウイルスが内耳に入ったなんて言われても、受け入れられないよ。

左耳は完全に失聴していて、戻ることはないと。
お医者さんは、今後の注意点について説明します。

「担任の先生に知らせること。後ろの席だと聞こえにくい」
片耳だと音の遠近感と方向がわからないので、遠くから呼ばないで。一斉におしゃべりするとわからない。テレビや音楽がついたまま話をするのも難しい」

…晴さんはまだ、言葉が頭に入ってこないでしょうね。

気配を感じにくくなる。気配って音なんです」

…なるほど、気配は「音」か。そういえば、わたしは職場で仕事しながら、周囲の人が出す音から性格や機嫌の良し悪しも含め「その人そのもの」を感じてたな。思った以上に聴覚は重要なんですね。

「当たり前のことですが 右から話しかけてあげてください」
三半規管もダメージを受けている可能性があり、バランスが取りにくい
「自転車や階段など、日常生活に気をつけてあげてください」

…うわっ、三半規管もか!

平衡感覚がおかしいと生きた心地がしません。これは本当に辛いと思う。
だた、これは慣れたらだんだん緩和していくというのが救い。
子供だから順応性が高いだろうしね、なんとかなる。

…お医者さんが丁寧に説明してくれて、わたしは良くわかりました。

でも宇太郎さんと晴さんは、いまは、ほとんど頭にはいってこんやろうね。
宇太郎さんがメモとってたのはいいことです。
とにかく書いておくと、後から冷静になって思い出せるからね。

晴さんの思いよくわかる。なかなか言えないけど…

それから…と話を続けようとするお医者さんの言葉を遮った晴さん。

「なんであの子がこんな事になったんですか」
「ですから、おたふく風邪のウィルスが内耳に…」
「そんなことは聞いとらん!」

…晴さんの気持ち良くわかるわ。なんでこんな目に合わないかんの?という、嘆きと怒りの入り混じったやりきれない問いなのに、医学的解説なんかされるとムッとしてしまうんよね。

なかなかお医者に向かって「そんなこと聞いとらん」とは言えないですけど、気持ちすごくわかる。

お医者は誠実に、医学的見地で説明してくれる。でも患者側の気持ちはそんなことどうでもいい。必ずこういう食い違いはありますね。立場が違うのだから仕方がないです。

「お母さん、片耳が聞こえない患者さんは結構いらっしゃいます。しかし、皆さん頑張って…」
「皆さんの話はどうでもいい。わたしの娘は一人です」

…そうやね。お医者にとっては100人の患者のうちの一人だろうけど、晴さんにとってはたった一人の大事な娘やもんねえ。

もう、涙がでるほど気持ち分かるんやけど、わたしはやっぱりお医者にココまで言えないな。

このお医者さんは、ちゃんと顔を見てしっかり説明してくれて良い人だと思います。こっちの顔も見ないようなお医者も中にはいるのにね。

でも、近年の若いお医者さんは感じが良い人が多いし、患者への話し方接し方に配慮があると思う。昔の医者はもっと威張っていて横柄でした。看護婦も怖かった。

すずめの左耳は海から返ってこん

晴さんは、検査結果をすずめに伝えました。宇太郎さんと仙吉さんも黙って聞いています。

「すずめの左耳は、もう治らんのやと。いまのままやと」
「ずっと?」「うん」「一生?」「うん」
「もうわたしの左耳は聞こえんの?」「うん」

…ここまで断定せんでもええのに~。

内耳の一部分が損傷してもとに戻らないのは事実だとしても、耳鳴りやフラつきなどの自覚症状はましになるかも知れないし、慣れもあるしね。いまの苦痛や違和感が、このまま一生続くなんてことないと思う。

それなのに、なんでココだけお医者みたいに断定するのよ(;_;)。

ふーん、そうか。海からもう帰ってこんか。
バイバイありがとなって言えんかったな。

と、反応したすずめ。
そのあと、いつもどおり草太と一緒に「8時だよ全員集合!」を見たようです。
ベッドに寝転がって、ババンババンバンバン♪と口ずんでました。

小学校3年生のすずめは、どんな思いで事実を受け止めたんだろう?
すずめが泣かないのは、晴さんへの思いやりとかそんなんじゃないと思います。事態がよくわかってなくて、ピンと来ないんでしょう。

海へ行ったすずめの左耳が、愛おしい。
小さな貝殻に乗って海に浮かんでいるのかなぁ。ポリネシアまで行くのかも知れんなぁ。

あとがき

とても悲しい回でしたけど、愛のあふれた描写に感動しました。
いつか遠くへいってしまうもの、失われていくものへ感謝したいです。

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