ひよっこ 8/9(水) 奥茨城で家族に再会する実

ダイジェスト

奥茨城村のバス、実の座席

奥茨城村を走るバス。

バスの乗客は、みね子と実の2人だけである。
実は無言で車窓からの景色を見ている。

来年から、このバス路線はワンマンカーになるという。車掌の次郎は、自分の仕事も今年で最後。みね子と実に乗ってもらえて嬉しいと言う。

「あの、私はバスに乗るときどこに座っていたのですか」実が聞いた。
「実はいつも、俺としゃべるためにココに座ってたよ」次郎が、一番前の座席に実を誘導した。
いつもの席に移動した実は、あたりを見回しながら何かを思い出しそうな気配である。

バスが停留所に着いた。みね子と実はゆっくりと降りる。
また酒飲もうな、と次郎が言い、バスが走り去って静寂が訪れた。

谷田部家に続く道

「こっちだよ。うちまで歩いて一時間くらい。遠いね」
美しい景色の中、二人はゆっくり歩く。
いっぱいに張られた田んぼの水に、二人の姿が映る。
「秋になっと、コスモスがいっぱい咲くんだよ」

回想:
高校生のみね子と幼いちよ子、進が笑顔で駆け寄ってきた。
出稼ぎしていた頃の実がバスから降りててくる。

「お父ちゃんだ!」
「ただいまー。ありがとなー迎えに来てくれて」
畑には、一面コスモスが咲いている。

ちよ子と進が走って先を行く。

「どうだ?高校は」
「うん、とっても楽しい」高校生のみね子が答える。

いまここにも花が咲き、鳥が鳴き、美しい田園風景は変わらない。2人は歩き続け、家のそばまで来た。

「あれがうちだよ」みね子が指さした。
実は立ち止まり、無言で家を見る。

「なんか怖い?」父を気遣うみね子。
「大丈夫だ。行こう」実は落ち着いていた。

家族との再会

畑を耕す音がする。
「お母ちゃん!じいちゃん!」みね子が呼んだ。
畑にいた美代子と茂じいちゃんが、驚いて振り返った。美代子が、よろよろと走ってきて実と向かい合う。

「帰って…きました」
実を見つめてうなずく美代子。「お帰りなさい」と涙声である。

実は、じいちゃんに頭をさげる。感極まった様子で、うなずく茂。

美代子が、実の手から鞄をひったくるように受け取り、3人は家の中に入った。

谷田部家の居間。
全員が正座して、みね子と実に向かい合う。

「お父さん、美代子。みね子、ちよ子、進。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。それから、自分の家族のことがわかんなくて、何と言っていいのか。ほんとにごめんなさい」

「記憶が戻るかどうかも、わがんねえし、自分がどうなるかもわからない。でも、ここで取り戻したい。もういっぺん生き直してえ、そう思って帰ってきました。よろしくお願いいたします」

無言で深くお辞儀をする美代子。
「よく帰ってきた」家長の茂が言う。
「ありがとうございます」実は泣いていた。

茂とみね子が目と目でほほえんだ。
「美代子、飯にすっぺな。腹減ったな」
はい、と美代子が支度に立ち上がった。

「もういいのげ?話終わり?父ちゃーん」と進が実に飛びついて来た。
「進かぁ。けっこう重いな」
「お帰りなさい、お父ちゃん」と、ちよ子は無言でうつむいた。

静かに喜びが満ちていく谷田部家。

感想

ああ良かった(感涙)
やっぱり、ひよっこの原点はここ奥茨城なのだと思いました。
久しぶりにみる風景は、本当に美しく幸せなものでした。

お父さんは、東京では少し無理していたように思えます。お節介なあかね荘の人達の前では明るくふるまっていたけれども、一人になると、どこかボンヤリと空っぽな様子だったのです。

でも奥茨城に帰ってきて、まず、バスの中で何かすこし記憶に触れた様子でした。
家に近づくにつれ、少しずつですが、実感が出てきた様子。
家の中に入り、家族に挨拶し茂に迎え入れられたとき、お父さんは泣いていました。このような、大きな感情の動きを見せたのは、記憶を失って初めてではなかったかな。

これからは、記憶が戻っても戻らなくても、きっと大丈夫だと思います。

私も安心しました。昨日までは、むりやり感満載のご都合主義の連続でしたが、また元の素敵なドラマに戻ったようです。

田園風景、家長の茂さんの態度、美代子さんや子供達のふるまい、すべて自然に、美しいものとして見ていられました。

美代子さんも、もとの人格に戻っていたので、ほっとしました。この前の女子会シーンでは、嫉妬まるだして自分の見栄や欲望ばかり語っていて、別人のようでしたから。

このままの雰囲気を保っていって欲しいなあ。
善意の押し売りや、きれいごとだけで「ありがとう」を言わせようとする人達は出ないで欲しいなぁ。

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視聴率って何でしょうかね。大女優と同棲!などという設定にすると視聴率が上がるのでしょうが、それはドラマの善し悪しとは別の話です。

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