ひよっこ 8/8(火) お父さんが奥茨城に行ってみたいと言う

ダイジェスト

(お父ちゃんと暮らすようになってから、一週間が経ちました)
(田植えの話題を聞いて、お父ちゃんは自分のこと知りたいって言ってくれました)

家族思いのやさしいお父ちゃん

みね子の部屋。
みね子と父が向かい合って座り、お茶を飲んでいる。
みね子は、自分の知っている限りの優しい家族思いのお父ちゃんのことを、ゆっくり時間をかけて話した。

  • お父ちゃんは、建築現場で働いていたよ
  • 東京オリンピックの国立競技場にもいたんだよ
  • ビルの足場でセメントを運んだりする、大変な肉体労働だった
  • 家族の写真を同僚に見せて、嬉しそうだった
  • 私たち子供に靴を買ってきてくれて、みんな大喜びでいまでも大切に履いてんだよ

写真を見入る実。

みね子が、実の両手を取って自分の頬に当てた。
「それとね、こう~、やってたんだよ、子供に」と、実の手でほっぺたをギューギュー挟んだ。
自分の手をみる実。
「ヘヘヘ、そうかあ。それって嬉しいもんなの?」
「うん..まあね。でも年頃の娘にやるもんじゃないね」
「ヘヘッ。そうか」

奥茨城に行ってみたいという実

話しながら思ったんだけどね、とみね子が言う。
私は、父親としての谷田部実さんについては話せるけど、お父ちゃんが子供の頃のことは、じいちゃんか叔父さんでないと解らない。

男性としてどんな人なのかは、お母ちゃんしかわからない。

実は、少し考えてからみね子に言った。

「みね子ちゃん….みね子」
「奥茨城に、帰ってみっかな。…どうがな?」

「うん。わがった。帰ろう」みね子がしっかりと答えた。

急に帰省することに

翌朝、あかね荘の台所。
富さん、愛子、早苗、時子が、お茶を飲みながら歓談している。

時子の言うには、昨晩、愛子は眠りながら『下町の太陽』を歌っていたらしい。『寝唄』である。
富さんは、お座敷を思い出して寝ながら踊っていることがあるという。『寝踊り』である。それはちょっと危険だ。

出勤前のみね子がやってきた。少し困った様子。夕べお父ちゃんが茨城に帰ってみると言い、私もそうしたいが、お店は人手が足りないので自分が休むと困るだろうという。

「悩んでないで、鈴子さんに相談してごらん」と愛子さん。
「私なら体空いてるけど~」と、富さん。

開店前のすずふり亭。

拭き掃除をしながら、みね子は鈴子になかなか言い出せないでいる。察した鈴子のほうから、事情を聞いてくれた。

「馬鹿だねあんたは。休めばいいの」
「でも私にだって、自分がいないと困るだろうって気持ちもありますし。それはそれで、誇りっていうか..」
「それとこれとは別。大事なことなんだから。一緒に帰って、お父さんがうまくそこで生きていけるかどうか、見届けておいで」

省吾も、元治&ヒデも、行ってこいよと言ってくれた。

「そうと決まれば一刻も早く、これから行きなさい」
「えーっ..はい。行ってきます」

みねこはアパートの部屋に走って戻った。
実は、机の前に座っていた。

「お父ちゃん。帰ろう」
「うん」

実は、にっこりした。

感想

お父さんの職場、あらためて見ましたが、本当に厳しいキツイお仕事です。

お父さんの過酷な職場

高層ビルの足場は怖くて狭くて、歩くのも大変そうです。
そこでセメントを運ぶ重労働。
青空の日ばかりではない、極寒の日もあったでしょう。
屋外にでるだけで倒れそうになる真夏日の辛さは、いかばかりかと思います。
風がつよくて足場が揺れる日は、怖かったでしょう。病気になったり、怪我をしたりする人も沢山いただろうと思います。

それでも家族を守るために、劣悪な環境で頑張ってくれていたのです。
せまいタコ部屋で、白熱灯の下で家族の写真を見ている嬉しそうな顔。涙が出ます。

みね子は、こんなお父さんに守られて育ったのですから、島谷の坊ちゃんなど、アホらしくて付き合い切れんわ!ってことですね(笑)

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すずふり亭は恵まれている

お父さんの過酷な職場に比べると、すずふり亭は恵まれています。
危険なこともないし、体力的にそこまでキツいこともありません。

いつもみね子に気を配り見守っていてくれる鈴子さんがいて、いい人達ぞろいの仲間がいて、おいしい料理を作って出すというのは、それ自体かなり楽しそうですし、お客さんの笑顔をみて働けるというのは、いいなぁと思います。

今回も、奥茨城行きを快く許してもらったみね子。ほっとしながらも、『私がいなくても問題ないのか..ちょっと複雑』 となるのが笑えます。わかりますよ、その気持ち。

とにかくお父さんには、無理を強いられることなく、善意の押しつけに疲れることもなく(笑)ゆっくりと奥茨城で療養していただきたいです。

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