ひよっこ 8/2(水) お母さんとみね子は、世津子の家へ向かう

ダイジェスト

美代子、東京行きを決意

奥茨城村の谷田部家。

茂じいちゃんは、みね子の手紙を読み終わり、眼鏡を外して嘆いた。
「何で、そんなことに…」

美代子は顔を上げて、東京行きを決意する。

美代子の上京

すずふり亭で忙しく働いていたみね子は、母からの電話を受けて行動を起こす。あかね荘に帰ってから世津子に電話し、美代子と二人で訪問することを伝えた。

「わかりました、お待ちしています」と答える世津子。

受話器を置くみね子。
富さんがいつも通りの調子で「おやすみ~」と声をかける。

夜が更けた。
みね子は眠れない。

奥茨城の美代子も眠れない。
仏壇に手を合わせてから、引き出しから指輪を取り出し、左手薬指にはめた。

朝になった。
美代子は田んぼ道を歩きながら、いつかの稲刈りのことを思い出していた。
みんなで働いて歌った幸せな一日。
実の笑顔があった。

バス亭に到着し、バスに乗り込む美代子。
「6:39発の上りに乗りたいんだ」
「東京か?実みつかったのか?」と車掌の次郎が聞いた。

「うん、半分ね。これ以上聞かないで。
怖いんだ行くの。頑張ってくっから応援して」

「…おう、ガンバレ美代子」バスは駅に向かってスピードを上げた。

美代子が回想する。
こんな風にバスに乗って東京行ったこと、前にもあったな..

上野駅が混んでいた…
実さんが暮らしていた狭い部屋..
警察で叫んだ..「出稼ぎ労働者を捜してくれと言ってるのではありません。谷田部実です。ちゃんと名前があります!」

みね子と美代子は世津子の家に向かう

みね子は眠れないまま朝を迎えた。
アパートを出ると、裏庭に愛子さんが立っている。

「行くの?」
「はい」
「あのね、みね子さん。あなたは、いろんな人の気持ちを察することが出来る人。
悪く言うと、どちらの気持ちも考えてしまってどっちつかずになるの。
でも今日は、お母さんだけ見てなさい。ああ、ごめんね、行ってらっしゃい」

「はい」しっかりとした足取りで立ち去るみね子。

世津子のマンションの前。
みね子と美代子が黙って歩いている。

「着物にすれば、いがったかな…」美代子が、初めてつぶやいた。上野駅からここにくるまでの間、ずっと黙っていたのだ。

「行こう」みね子は世津子の玄関ドアを開ける。

目をそらしたまま世津子が出迎える。
じっと世津子を見つめる美代子。

二人の目が合った。

感想

いよいよ、ですね。

世津子さんの後ろめたさは何なの?

世津子さん、目をそらしたまま二人を出迎えましたが、もっと普通にしていて欲しいなあ。

お父さんは記憶を失って相当に傷ついていたのですし、世津子さんは、半病人を保護したのだから恩人でしょ?そんな後ろめたそうな態度をとられると….それだけじゃないんだな、ということになってしまうわ。

何にせよ、美代子さんは、自分の目で確かめるまでが、いちばん辛いと思います。
あれこれと思いめぐらせてしまって、心がとても疲れます。どんな現実でも、知ってしまった後のほうが楽になれるんじゃないかな。

まっさきに、実さんを自分の眼で確かめて、それから、ゆっくり世津子さんから話を聞けば良いと思います。

愛子さんのアドバイス、その通りだと思いますし、みね子のことを考えてくれてるのですが、ちょっとお節介だし、力はいりすぎかなぁ…という気もする。

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富さんの年の功

それに引きかえ、富さんの反応は素敵だと思います。
みね子とお母ちゃんの会話は、ぜんぶ聞こえたと思うのですが、いつも通りのおだやかな「おやすみ」。いちいち、顔色を変えたり、うろたえたりは、しません。

富さんのこの態度は、「みね子への思いやり」 ではない気がします。
人生そろそろ終わりに近づき、色々な経験をして、お友達もほとんど死んでしまって、もう怖いものはなくなった。

悲しいことも辛いことも生きている証拠、人生は楽しいお芝居、いま思えば夢の中のできごと。そんな心境で暮らしているのではないかな。

こういう心境に私もなりたいのですが、よほど歳をとらないと無理なんでしょうか。

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