ひよっこ 8/4(金) 実はみね子と一緒に暮らし、美代子は奥茨城へ帰ることに

ダイジェスト

世津子のマンションを出て、何も言わず歩く三人。
美代子が先頭を歩き、みね子が続く。
沈んだ表情の実が、後をついてくる。

美代子が立ち止まり振り返った。
「お腹すいたね、何か食べよう。ね、そうしよう」

唇を噛んでうつむいたままの実。

蕎麦屋にて

蕎麦屋の店内、席につく三人。
実と美代子が向かい合い、美代子のとなりにみね子が座った。
ぎこちない雰囲気である。

「何にする?
お母さんは、きつね蕎麦にしようかね。若いころ、きつねに似てるってからかわれたことあるから」
「誰に?」
「…ウフフ」美代子は実の顔を見てすこし笑った。

「みね子はたぬき?小さい頃たぬきだって言われてたよね」
「やだよ、きつねでいいよ」
「実さんは?」
「みね子、何かお父ちゃんに似てるのない?そうだ、ラクダだ」
「ラクダ蕎麦なんてないよ。あっても食べたくないよ」
「馬?馬そば?アハハ」

すこしずつ、三人の緊張の糸がほどけていく。

「..じゃ、うまいきつねそばを3つ」
「わがりました」
茨城弁の店員さんの対応に、実はにっこりした。

ちよ子と進はどんな気持ちで..

奥茨城の谷田部家、
縁側で空を眺めていたじいちゃんは、帽子を脱いでため息をついた。

ちよ子と進が声をかける。
「じいちゃん、カレーライスだよ。晩ご飯」
「おお、楽しみだ。インド人もびっくりだな」
「古いよ、じいちゃん。いまはこうだよ♪」歌い始めるちよ子と進。

どうしていいかわからない実

再び、東京の蕎麦屋店内。
「あの、本当に心配をかけて。こんな風になってしまってすみません」
実が美代子に頭を下げた。

「あなたは悪くないです、何も。あの人が悪い訳でもない事、わかってます」
「私、おっかない嫌な女でしたか?いつもあんな顔してる訳ではないですから」

美代子が話を続けた。
「田舎もんだし、私。あの人と比べられるのは嫌だったんです。素敵なお家で、スリッパだってフカフカだったし」
「あの。私、あなたを連れて帰ってきてしまって。良かったんですか?本当に?」

「家族に見つけてもらったんですからあそこにはもう..。」実はそう答えたが、
「ただ、その…すみません。ちょっと混乱してて、何といっていいのか。どうしたらいいのか私にも…」
すみません、とまた美代子に謝る。

「そうですよね…『今日からこの女が女房だ』と言われても困ってしまいますよね..」

みね子に父を託す美代子

少し考えた美代子は、みね子に、しばらくの間東京でお父ちゃんと一緒にいてくれるよう頼んだ。
「お母ちゃんは蕎麦食べたら、茨城へ帰る。みね子、お父ちゃんのことよろしくね。ごめんね」

「実さん、気持ちがちゃんと落ち着いたら、どうしたいか考えて決めてください。私は奥茨城で待ってます。もし自分の家に行きたいと思ったら、帰ってきてください」
「今だと、そうしないといけないからそうする、ということになってしまう。それだと幸せでない気がするから。私が」
「はい」
「でも黙っていなくなるのだけは、嫌です」
「はい。わがりました」

美代子の顔がパッと明るくなった。
「いまちょっと、訛ってなかった?」
「消えないもんですかね…」
ほっとした三人、笑顔できつねそばを食べ始めた。

(お父ちゃんも一緒に食べるきつねそば。うんめえな!)
(これから、お父ちゃんと私の暮らしが始まります)

感想

ひとまず東京でゆっくりは良かった

良かったよかった、ひとまずこれで落ち着きましょう。
あまりにも急に、大きな出来事や決断がありましたから。

さっきまでの美代子さんは、自分のプライドを保つことで精一杯でしたが、いまは実さんの状況を思いやれるようになりました。
みね子がずっと、黙って横にいてくれた事が、大きな助けだったと思います。

実さんも、理性では家族についていくべきだとわかっていても、なにぶん急すぎて、気持ちがついていかなかった。
そのまますぐ上野駅に連れて行かれ、すぐ列車に乗って…というのは、実さんの心の負担が大きすぎます。
ゆっくりできることになり、本当によかった。

みね子も嬉しいと思います。お父ちゃんと二人で一緒にくらせるなんて。

お父さんをもっと大事に

美代子やみね子の辛さばかりが描かれていますが、本当にいちばんかわいそうなのは、お父さんですよ。

タコ部屋で暮らしながら危険な力仕事をして、家族に仕送りして。
大事なお金を引ったくられて、ボコボコに殴られて。
自分が誰かわからなくなってしまって、街をさまよって、
世津子に保護され、身の安全が確保できて、静かに生活していたのに、
急に、知らない人についていかなければならなくなった。

すずふり亭やあかね荘の、やさしい人たちに囲まれて、これから先のお父さんは、いい思いばかり、しますように。

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病院へは行かないの?あかね荘に挨拶は?

その前に
みね子は、お父さんを病院へ連れていったほうがいいですね。記憶をなくしているだけでなく、他にもいろいろとダメージを受けているかもしれないです。

あっ!それから、
お母さん、あかね荘とすずふり亭にご挨拶しないで帰っちゃうの?
あかね荘に挨拶、まだしてなかったのでは?
半病人のようなお父さんがお世話になるのですから。
富さんにお願いしておかないと。

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