ひよっこ 8/21(月) みね子・島谷の恋愛漫画を発見

ダイジェスト

漫画家たちがいない。夜逃げ?

あかね荘、漫画家たちの部屋。

「うわーっ!」
「きゃー!!」

富さんと愛子の悲鳴を聞きつけ、早苗、時子、みね子が漫画家の部屋にやってきた。

富さんが「怖ろしい絵」だと指さす先には、富さんの似顔絵があった。確かに、すこし妖怪じみたデフォルメではある。

落ち着きを取り戻した一同。
漫画家たちはいったい、どこへいったのか。ここ3日くらい、彼らの姿をみた者はいない。

富さんは言う。
「夜逃げかしらね。そんな子たちじゃないとは思うけど、私も長年アパートやってると何回かあった」

「少しは家賃が溜まってるけど、そんなひどい状況ではないわ。ときどき、地下鉄の工事現場などで深夜から朝まで働いて、家賃ははらってくれてたわ」

「そこはマジメ。ちゃんとしてる」

芸術家というより小物

なので、追い詰められて消えたというのではなさそうだ。

みんなの興味は、彼らが芸術家としてどうなのか?ということに移った。

芸術家というのは、もっとめちゃくちゃで、借金も家賃も踏み倒すような印象がある。破天荒な印象。

でも、漫画家たちはそういうのではない。
大物っぽさがない。だから成功しないんだろう。
小市民的というか、ようするに「小物」なんだよね。

小市民的てダメなんですか?何で?とみね子は不満そうだが、

影の薄い人物、ようするに小物だから、3日間姿が見えなくても、誰も気がつかなかった。気がついたのは富さんだけだという結論になった。

ダジャレ満載、火星人漫画

一同は、漫画家たちと初めてあったときのことを思い出していた。

みね子は、自分のほうが年下なのに、なんか叱りたくなった。

時子はイライラしてしまった。なんかダメだ。

愛子は、初対面なのにもかかわらず「もっと私をかわいく描きなさい!」と命令していた。

富さんも、6年前彼らが初めて挨拶に来たとき、
「家賃の、出世払いは、しないよ~」
「出世しなさそうだから」なんて言ってしまった。

早苗は、朝の台所で彼らと初めて出会い、
「ちょっと。3号室に入った人だよね?夜中にゲラゲラ笑うの、気持ち悪いから止めて」
と言った。すると自分たちの描いた漫画を見せられたという。↓こんなものだった。

火星に着陸し、宇宙服であるいていると、二足歩行のロボットがやってきた。
「あ!誰だキミは」
「私ハ、火星人ニツクラレタ ジェミ次郎デス。イッキカセイニ ツクラレマシタ」
「じゃ他にも君みたいなのが?」
「ハイ。イザトナレバ カセイニキマスヨ」
「ところで君のエネルギーは何だい」
「NaoH、水酸化ナトリウム。カセイソーダ トモイイマス」
「さすが火星生まれ!」
「普段ハ、家政婦サンをヤッテ、カセイデマス」

「笑う箇所がいっこも見つからない!」

時子が同情、女優も漫画家も芽がでるかどうか

時子は彼らの気持ちもすこし解るという。

私は女優、彼らは漫画家、どちらも、なれるかどうかわからないものを目指している。気持ちはわかる。

途中でイヤになってしまったのかも知れない。あんなに長くやって芽が出ないなんて、私はそんなに続けられる自信はないな。

逃げてしまったとしても無理もないよ。という。

ヤスハルの歌

すずふり亭の裏庭では、ヤスハルがまだ歌っていた。
鈴子と省吾はもう帰ってしまったようだ。観客はまた、柴犬だけになった。

♪空に星があるように 浜辺に砂があるように

しんみりと、彼らの思い出にふけるみね子たち。

「もっと優しくしてあげれば良かったな」
「良い子たちだったわね~。いっつも笑ってて」
「捨てられた子犬みたいな奴らだったな」

なんだか、もう会えない人のようになってしまった。

島谷とみね子の恋愛漫画

一同は、部屋にあった似顔絵をつぎつぎ取り出して眺めていた。

富さんの似顔絵は何枚もあった。
にっこり笑っているものや、優しい顔のものもあった。
「こういう風にも描けるんじゃないの。これが一番いいわ!」

と富さんもニッコリした。

「これはなに?恋のひよっこ?」
みね子が、新たな漫画原稿を見つけた。

『恋のひよっこ』とは。みね子と島谷の付き合いをネタにして書いた少女漫画である。

漫画家たちはずっとみね子と島谷を観察していており、できごとひとつひとつ、全部、漫画のネタにしていたのであった。

  • 島谷さんが好きになってしまったの!涙のみね子
  • 地面に相合い傘を描くみね子
  • 壁を叩いて合図する2人
  • スイカを食べて喜ぶ2人
  • 手で顔をはさみ、ギューギューじゃれる
  • 初めてのデート、島谷の通う大学にいく

「何だこれ!」

みね子は驚いているが、他のみんなは、とっくにこの漫画のことを知っていた。

なんとなく気まずい雰囲気。

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感想

漫画家を演じている役者さんは?

いつもドタバタとうるさく、才能もなさそうで、人物背景もあまり描かれない、この大変気の毒な(笑)あかね荘の漫画家たちを演じているのは….

坪内祐二役……浅香航大(あさか こうだい)さん

1992年生まれ、神奈川県出身の俳優さんで、NHK朝ドラマ「マッサン」をはじめ、映画や舞台にも出演されています。

2008年までは、ジャニーズ事務所に所属しておられたのですね。
たぶん、その頃のものだと思うのですが、写真をみてびっくり。
目元の涼しげな、イケメンではないですか。恋愛ドラマの主人公になりそうな..

それなのに、クルクルパーマとメガネ&ベレー帽で、ちゃんと、さえない漫画家に変身してますね。すごい。

新田啓輔役……岡山天音(おかやま あまね)さん

1994年生まれ、東京都出身。2009年に芸能界入りし、NHK教育の「中学生日記」や金田一少年シリーズなど、多数のテレビドラマや映画に出演されています。

平凡なお顔で強烈な自己主張がないだけ、どんな役にでも違和感なく化けられそうです。中学校や高校によくいましたよね、こういう雰囲気の人。中学生日記に出演されていたそうですが、ピッタリという気がします。

売れない漫画家に適任だったかも。

ヤスハルの歌った曲紹介

ヤスハルは、先週からずっと、裏庭で歌い続けていたのでした。
カワイイ柴犬に向かって….。

ヤスハルが、裏庭で歌った曲目について紹介します。

空に星があるように
1966年のヒット曲で、荒木一郎が作詞作曲して歌ったものです。
ギターの弾き語りスタイルでした。この曲で荒木一郎さんは、第8回日本レコード大賞新人賞を受賞しています。

バラが咲いた
1966年に発売されたフォークソングで、マイク眞木が歌っていました。
作詞/作曲は、浜口庫之助。
マイク眞木さんは、いまでも俳優として活動されていると思います。

この広い野原いっぱい
1967年にリリースされたフォークソング。
森山良子が作曲して歌ったものです。

森山良子さんは、森山直太朗のお母さんですね。
今でも、全然かわらない美しい歌声で歌手を続けておられます。

日本のフォークソング発祥のころ

それまでの、日本のいわゆる『歌謡曲』は、大御所のプロ作詞家が詩を書いて、作曲家が曲を書くというのが普通でした。

ビートルズに触発されて1960年代に流行った、GS(グループサウンズ)、たとえば、ザ・タイガーズやスパイダースでも、特にメジャーヒットした曲については、自分たちで書いたものは少なかったと思います。

そのころ、アメリカでは『フォークソング』ブームが起こりました。フォークソングといっても民謡ではなく、政治を批判したり戦争反対を訴えたり、労働の喜び辛さなど、自分の表現したいことを自分の言葉で歌うものでした。

ですから、アメリカのフォークソング歌手たちは、当然、自分で歌詞も書き作曲もし、楽器(主にギター)もひいていたのです。

先日、ノーベル平和賞を受賞したボブ・ディランは、詩的で難解な歌詞を誰にも迎合することなく歌いまくっていた人で、アメリカの若者たちに熱狂的に崇拝されていました。(彼の曲はアメリカの社会背景を知らないと理解できないものが多かったので、日本語に翻訳しても核心が伝わらず、あまり流行らなかったと思います。)

サイモンとガーファンクルは、もうすこし解りやすいポップな美しい曲調で日本でも大ヒットしました。『サウンド・オブ・サイレンス』や『スカボロー・フェア』などが知られていますね。

私は、ピーター・ポール&マリーが好きだったですね。
♪puff the magic dragon, lived by the sea…

って、若い人達も聴いたことあるんじゃないかな。

ということで、何が言いたかったのか、といいますと、
日本では、作詞作曲して歌う歌手は、当時あまりいなかった、という事でした。

漫画家たちの扱いがひどいね

さて、漫画家たちは、さんざんな描かれ方をしています。
才能なし、ダジャレもくだらなすぎて救いようがない。

そういう漫画家たちを、せめて「愛すべき人たち」に描いてくれたら良かったのに。

私たちは、本当に笑えない。

輪をかけて、ナレーションで『この人たちの話はどうでもいいですね』などと言うのを聴くと、弱いものイジメのような、なんともイヤーな感じなのでした。

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